迅速な災害復旧のポイント:インシデント対応に求められるチーム連携、JR西の事例に学ぶ - ITmedia エンタープライズ(情報元のブックマーク数)

FIRSTでのJR西日本ライフライン復旧させたときのお話。

阪神・淡路大震災は死亡者数6433人、家屋の全・半壊数約25万戸、世帯数では約46万世帯という被害になった。被害総額は10兆円とも言われ、過去50年の災害に伴う被害総額としては最大規模になる未曾有の震災であった。同氏によれば、被害のほとんどが想定外であり、経験をしたことがないものだったという。

 講演では甚大な被害を受けた新幹線の高架、在来線では鷹取駅や新長田駅、六甲道駅芦屋駅などの状況と復旧までの様子を開通日ごとに紹介した。1月17日の地震発生から73日後(4月1日)には、在来線で最後となった六甲道駅が復旧した。

 震災では橋脚が潰れ、高架が落下するなど過去に経験のない被害が発生したが、迅速に復旧できたことについて、佐々木氏は、まず災害対策本部をいち早く立ち上げ、権限やリソースを集中的に投入したこと、また、鉄道という社会インフラを守る気概――JRのDNA――を挙げた。

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再利用での復旧作業、仮復旧を急いで完全復旧は別途という形で進められたのかな?

実際の復旧作業では、高架の橋桁などのコンクリート構造物を可能な限り再利用したという。解体や撤収をして再構築するよりも、ジャッキアップをしてつなぐ工法を採用したことで、復旧の時間を大幅に短縮できた。これには技術面でJR他社から、特殊大型機械の提供では大手建設会社から協力があった

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学んだことを実践したり、さすがだなぁ

震災後の具体的な改善点について、同社では緊急の地震警報システムの開発と導入、耐震構造や基準の見直し、新幹線の管制センターの二重化などを実施したという。

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