オタワで聞いた“Thanks to Japanese Community”の声 − @IT(情報元のブックマーク数)

疲れて川くだりに参加できなかったんでしたっけ???w、なっちゃんのOttawa Linux Symposiumのレポートです。

確かに、同じ技術ネタでディスカッションするのは本当に良いですよね。

今回のLinux Symposiumでは、会場に向かう途中でSmalley氏と遭遇し気軽に議論したり、最終日のレセプションでSELinux開発者たちと乾杯しながらセキュリティポリシーについて熱く語り合うことができました。このように、直接面と向かってLinux開発の中心にいる人々と語り合えるのがLinux Symposiumの最大の魅力といえます。

オタワで聞いた“Thanks to Japanese Community”の声 − @IT

45分は結構短い・・・

(5)発表
あとは当日自由に発表するだけ! 発表の時間枠は45分です。

オタワで聞いた“Thanks to Japanese Community”の声 − @IT

原田さん、このネタYLUGで発表してないよ!w。色々人と人のコミュニケーションがMainlineへの道なんですね

TOMOYO Linuxのプロジェクトリーダーの原田季栄氏による、BOFセッションです。原田氏が、これまでのTOMOYO Linux、 AppArmorに関するLSMメーリングリストでの議論を振り返り、TOMOYO Linuxがマージされるにはどうすればいいのか、という質問を会場にしていました。SELinuxのリーダーのStephen Smalley氏より、マージに対する決定権は自分にはないと断ったうえで、「TOMOYOやAppArmor反対派が投げ掛けた疑問に答えていないのではないか?」というコメントがありました。SMACK開発者のCasey Schaufler 氏からは、BOFの後に、いろいろとアドバイスをしてもらえたそうです。TOMOYO Linuxの今後の展開に期待しましょう。

オタワで聞いた“Thanks to Japanese Community”の声 − @IT

SEEditと組み込み系、それだけでなく開発者が認識し始めたそうですね!!!これはうれしいです!!!

SELinuxの組み込み分野への適用には、サイズの課題があります。チューニングとSEEditで小さなポリシーを作成することで、サイズを削減しました。実際に、SH(Super H)プラットフォーム上に移植・評価し、組み込みにもSELinuxを使えることを実証しました。
発表の後、SELinuxの開発者たちにSEEditに対する感想を聞きました。実は、2006年のSELinux Symposiumにて、SEEditを発表したとき、開発者たちには非常に不評だったのです。理由として挙がったのは、SEEditはrefpolicyと共存できない、パーミッションをまとめることでセキュリティレベルが低下する、ことです。
しかし今回は、SEEditが開発者に受け入れられつつあることが実感できました。彼らは、組み込み向けポリシーを書く場合、refpolicyは使いづらい、設定すべきパーミッションが多すぎると感じているそうです。refpolicyを使わず、パーミッション数も減らしているSEEditが役に立つといってくれました。これは筆者にとって、大きな収穫でした。

オタワで聞いた“Thanks to Japanese Community”の声 − @IT

Mostly Thanks to the Japanese SELinux Community

ここで、TOMOYA Linuxと紹介されたんですね!!!w

日本コミュニティからの貢献も大きく紹介されました。海外浩平氏によるSE-PostgreSQLや、組み込み分野でのSELinuxの開発などが、スライドを1枚ずつ割いて紹介されました。

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