デルのインスタント起動OS Latitude ON続報、独立SoCで作動 - Engadget Japanese(情報元のブックマーク数)

FireFox+アドオンとテキストエディタと日本語入力があって、USBにファイルが保存できればそれだけでよい。

デルの新Latitude Eシリーズ モバイルノート E4200 (12インチ) / E4300 (13.3インチ)に搭載されるインスタント起動環境 Latitude ONの詳しい情報があきらかになりました。AsusやVoodoo / HPが採用しているSplashTopに似たLinuxベースのアプリケーションセットでありWindows (または他のメインOS)とは独立して作動するとされていましたが、デルがインドのニューデリーで開催したイベントでの説明およびapcmagのリポートからまとめると:

  • ノートのメインCPUを使わず、独立したARMコアのSoC上で作動するサブシステム。
  • メールチェックや予定確認といったタスクにおいて、(画面の情報量やフルキーボードといったPCの利点を持ちつつ、) ビジネススマートフォンと同等の素早さを実現する。開発コードネームは「BlackTop」(BlackBerryとLaptopの合成)。
  • OSそのものはSUSE Linux Enterprise Desktop 10ベース。用意されるアプリケーションはFirefox派生ブラウザ、メール、連絡先などのPIM、Office文書やPDFビューア。無線LANや3G WWAN (HSDPA)などのドライバを含む。
  • SplashTopとおなじく、ユーザーが任意のアプリケーションを追加することはできない。ただし対応するアプリケーションは開発が進むにつれ追加される予定。ブラウザのFlash, Java対応やインスタントメッセンジャーなど。
  • Latitude ONモードは「ノートPCのバッテリーを持った携帯電話」状態であるため、駆動時間は時間単位ではなく日単位となる。
  • 当初はローカルHDDを読む「Reader」モードで作動するバージョンが提供される。完成品のフルバージョンは11月予定。フルバージョンはHSDPAやWiFiでExchangeサーバと直接同期するためローカルHDDにアクセスしない (いまひとつ判然としない「mini PCI アップグレード」で提供される予定)。
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