情報処理推進機構:未踏IT人材発掘・育成事業:2008年度上期(未踏ユース) 採択案件概要(情報元のブックマーク数)

はせがわさんのブックマークより

これは、期待度大!!!!

Webアプリケーションのセキュリティに関する設定やプログラムの多くは、開発者によって手作業で記述され、さらにそれらの記述の正しさの検証も手作業で行われている。
そのため、間違いや見落としが発生しやすい。
 さらに近年においては、Web2.0と呼ばれる技術の登場によって、Webアプリケーションのメカニズムは複雑化し、手作業による安全性の確保はより一層難しくなっている。
こうした現状から、セキュリティに関する処理がWebアプリケーションに正しく組み込まれ、実際に安全性が確保されているかを検証する必要がある。
 本プロジェクトでは、Web2.0の技術を使用して動的にコンテンツを配信するようなWebアプリケーションに対し、セキュリティの自動検証を行うフレームワーク:Amberateの開発を行う。
AmberateはそれぞれのWebアプリケーションに適した攻撃を動的に自動生成し、攻撃テストを実行するためシステムである。
さらに、攻撃後の反応を自動検証することで、脆弱性や設定ミスなどを自動検出するための環境を提供する。
 また、本プロジェクトにおいては、Amberateに組み込み可能な脆弱性検出を行うプラグインの開発も行う。
今回、開発を行うのは、SQLインジェクション攻撃、クロスサイト・スクリプティングJavaScript Hijackingに対する脆弱性を検出するプラグインである。
それぞれの攻撃生成や脆弱性検出の手法は、既存の手法では検出できなかった脆弱性を効率よく検知することを目的とした、新規性のある検知手法を開発することを目指す。

2008年度上期(未踏ユース) 採択案件概要:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

採択理由が人間味があって好きだ。

世の中に、暇で悪い奴が一杯いるというのは「人を見たら善人だと思う」ほうの竹内としてはなんとも納得がいかないし、情けないのだが、それがソフトウェア創造のタネにもなるとは皮肉なものだ。小菅君のセキュリティ脆弱性検出法は、Webアプリケーションが自動生成するSQLクエリやHTTPレスポンスを構文解析や文脈解析することによって「下手な鉄砲、数打ちゃ当たる」検出法より、はるかに効率的だ。

2008年度上期(未踏ユース) 採択案件概要:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

id:ikepyonid:h-fujitaの出番ですよ!

このシステムがオープンソースとして公開されれば、Web2.0サービスを提供しようとする人にとっては福音となるに違いない。また、ほかの人々が新たなプラグインをつくってくれる。

2008年度上期(未踏ユース) 採択案件概要:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

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