「そんなの出せないよ」から始まった――NECのキティパソコン開発秘話:日経パソコンオンライン

うわさのハローキティモデルの開発秘話です。

話題を集めたのがNECとサンリオがコラボレーションした「LaVieG ハローキティモデル」だ。2007年6月にピンクとシルバーを基調とした第1弾が登場(写真1)。その奇抜さは、写真を見てもらえば一目で分かる。保守的なイメージがあるNECの製品とは思えないほど、派手な装飾が目を引く。

オフィスパソコンとパーソナルパソコンの違いを女性は考えているんだろうなぁ。

舟木さん自身、パソコンの使い道は、インターネットとメールが中心でたまにオフィスソフトを使う程度だ。だからこそ、「機能よりも、自分の個性に合うもの、インテリアとして置けるものが欲しい。こう思う人は多いだろうと思いました」(舟木さん)。

クリスタルを両面テープで貼り付けを提案するあたりがすごい・・・女性は、取れるのを覚悟で使っているか。。。

舟木さんが考えていたのは、パソコンの天板に両面テープなどでクリスタルを貼り付けるというもの。だが、開発、生産部門は「これでは衝撃を受けたり、時間が経ったりすれば、クリスタルが取れてしまう可能性が高い」と指摘した。対する舟木さんは、携帯電話や携帯音楽プレーヤーにクリスタルを貼り付けてデコレーションする例を挙げ、「取れてもかまわないんです。女性は取れるのを覚悟で使っているんです」と主張した。

ここまで、キティモデルに真剣に対応したんですね>NECさん

クリスタルを手作業で埋める際、クリスタルをつまむ道具にも工夫した。ピンセットでつまむとクリスタルに傷が付いたり、はじいて落としてしまうことがある。半導体を持ち上げるのに使う真空ノズルを導入して、クリスタルの傷や落下を防ぐようにした。

まぁ、土台が出来ているとしても、3ヶ月は早いなぁ・・・

こうして2007年6月、ハローキティモデルの第1弾は発売にこぎ着けた。仕様の検討と設計、開発を始めてから約3カ月。「NECとしても異例の早さ」(NEC広報)だという。ただし、その間は試行錯誤の繰り返しで「とても密度が濃かった」と神尾主任は話す。

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