“割のいいバイト”感覚でサイバー犯罪に加担--ノートン啓発セミナー - CNET Japan(情報元のブックマーク数)

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講演の中で組織的なサイバー犯罪事件の検挙事例として、Yahoo! Japanをかたったフィッシング詐欺事件が紹介された。この事件は2010年10月〜2011年6月に、約32万通のフィッシングメールを送信し、約2000件のクレジットカード情報をだまし取り、悪用したもの。このフィッシング詐欺組織は、ネットショップで高額商品を購入したり、電子マネーを購入して現金化したりして、約1億円を荒稼ぎしていた。
犯行組織は9人が確認されており、主犯のA(当時28歳)を筆頭に、アジトとなった空き部屋の情報提供者、フィッシングメールの送信役、犯行ツールの提供役、電子マネーの換金役、詐取品の受取役、出し子、仲介役など役割を分担していた。ヤフーのユーザーアカウントの継続手続きをかたるフィッシングメールで架空のサイトに誘導、ユーザーが入力した個人情報を盗んで高額商品などを購入していた。
購入した商品は組織の拠点でもあった空き部屋に届けさせ、買い取り屋に商品を販売し現金化していた。吉田氏は事件の捜査本部長を務め、5県の警察と合同で捜査、1年半近い捜査の末に全員を逮捕したという。

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