VDI と Microsoft VDA ライセンス - (1) VDA の正しい理解 - 仮想化でプリセールスしてるSEの一日(情報元のブックマーク数)
シンクライアントとVDIとSA。
VDI の導入を検討するにあたって、障壁になるのが
VDI と Microsoft VDA ライセンス - (1) VDA の正しい理解 - 仮想化でプリセールスしてるSEの一日
VDI 環境用のデスクトップOSライセンス 「Microsoft VDA」 (旧称VECD) です。
何が障壁かというと、VDA は Subscription 型のボリュームライセンス (VL) ということです。
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3年間の有限ライセンスですので、3年越えたら更新しないとライセンスが失効してしまいます。
3年縛りですが、VDA にはアップグレード権が付いていますので、契約期間中で新しい OS が出てもアップグレード可能です。
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しかし、「デスクトップ OS のライセンスは PC にプリインストールされ永久に使えるのが当たり前」と理解している日本人にとって、VDA は正直割高に感じられるでしょう。
高価な VDA ライセンスを使わずに、少しでも安く VDI を実現する方法
VDI と Microsoft VDA ライセンス - (2) SA 特典で VDA は不要 - 仮想化でプリセールスしてるSEの一日
下記ページにもあるとおり、Windows Client の SA には特典の中で「アップグレード権」「Windows 7 Enterprise Edition」等と並んで「VDA 利用特典」というものがあります。
VDI と Microsoft VDA ライセンス - (2) SA 特典で VDA は不要 - 仮想化でプリセールスしてるSEの一日
むしろ、SA の特典は VDA だけではないので、他の特典に魅力を感じて元々 SA や EA を契約している企業も多くあります。これらの企業は、VDI を導入するにあたって VDA は不要であり、
VDI と Microsoft VDA ライセンス - (2) SA 特典で VDA は不要 - 仮想化でプリセールスしてるSEの一日
接続先 OS を購入していないのに無償で利用できる ということになるわけです。
前回 のとおり、VDI 用途としては、コスト削減にとてもメリットのある Windows Client SA ですが、一点だけ残念なこととして、次のようなシンクライアント専用端末やゼロクライアントは SA を契約することができません。
VDI と Microsoft VDA ライセンス - (3) ThinClient 専用機では VDA は無償にならない - 仮想化でプリセールスしてるSEの一日
Windows Embedded は Windows XP や 7 などから DLL や機能を削ることで、組み込みデバイス向けに格安でライセンス提供しているものです。
VDI と Microsoft VDA ライセンス - (3) ThinClient 専用機では VDA は無償にならない - 仮想化でプリセールスしてるSEの一日
廉価ライセンスしか購入していないのに、フルバージョンの Windows OS を無償で利用したいというのはさすがに強引すぎます。。。
確かにな・・・・・
また、日本マイクロソフトの方は次のように仰っていました。
VDI と Microsoft VDA ライセンス - (3) ThinClient 専用機では VDA は無償にならない - 仮想化でプリセールスしてるSEの一日
SA 特典の代表的なものにテクニカルサポート権があります。
これに対し、Windows Embedded や CE はマイクロソフトが公開する OS コードに、各社が手を加えてデバイスに組み込み・提供するものですで、マイクロソフト的には「販売してないし、どこに手を加えているか分からないのでサポートできるわけがない。SA 対象にできない。」ということのようです。
要約すると、ソース提供しているだけであり Microsoft 提供製品ではない ということです。