IPAが「IT人材白書2010」、職場満足度は高いが将来への不安も -INTERNET Watch(情報元のブックマーク数)

IT人材白書2010の概要がIPAで公開されているそうです。

情報処理推進機構IPA)は、IT企業やユーザー企業、教育機関、IT人材などへの調査をとりまとめた「IT人材白書2010」を5月に発行する。7日、概要をIPAのサイトで公開した。IT企業が求める人材像やIT人材のキャリア意識、IT利活用に求められる社会人の基礎知識などが盛り込まれている。
IT人材の動向では、IT企業における人材の量的不足感が後退し、一部の企業で過剰感が強まっていると指摘。職種に関しては不況の影響もあり、開発系の人材から技術系や運用系の人材への需要が高まっているという。開発部門に関してはオフショア開発などグローバルなIT人材の活用が着実に進んでいることがわかったとしている。

IPAが「IT人材白書2010」、職場満足度は高いが将来への不安も -INTERNET Watch Watch

IT人材も質的な不足感が高いそうです。ハイレベルな人が求められている模様。

・市場の先行きに対する不透明感が強まる中、昨年度調査でも予兆が見ら
れたIT人材の量的な不足感の後退が顕在化し、一部企業においては
過剰感が強まっている。その一方で、供給側(IT企業側)のIT人材の質
的な不足感は依然として高く、IT企業ではハイレベル人材の育成が最大
の課題となっている。
・近年、ユーザー企業のIT部門が企業経営に与える影響はより一層大きく
なっている。そのような状況の中で、IT部門の業務は増加する傾向にあり、
ユーザー企業におけるIT人材需要は、量・質の両面において不足感
が強い。

http://www.ipa.go.jp/jinzai/itss/activity/2010summary_of_ITHR.pdf

" ベンダー企業のプロジェクトマネジメント(PM)やアプリケーションスペシャ
スト(APS)に対する需要が減少する傾向にあり、開発系人材に対する需要
に変化が見られる。その一方、新たな技術の登場に伴い、高度な技術力を
持ったITスペシャリスト(ITS)が増加しているほか、ITアウトソーシングに対
する需要増の影響を受けて、ITサービスマネジメント(ITSM)などが増加して
いる。
" ユーザー企業では、テクニカルスペシャリストが増加傾向にある。これは、ビジ
ネスにおけるIT活用が進む中、ユーザー企業側でも技術力の高い人材を確
保しようとする動きを反映していると考えられる。

http://www.ipa.go.jp/jinzai/itss/activity/2010summary_of_ITHR.pdf

最終頁のここがいいなぁ。

プロフェッショナルとしての自覚か。

IT人材白書2010メッセージ

http://www.ipa.go.jp/jinzai/itss/activity/2010summary_of_ITHR.pdf

IT人材個人に向けて ※プロフェッショナルとしての自覚と意志を
これからの未来の中でITの果たす役割は大きく、その未来を実現するのはIT技術者個々人に他ならない。しか
しITの技術進化は早く、IT技術者に求められる技術やスキルも時代に応じて変化しており、今はその大きな変
革期と言える。IT人材個人は、一人ひとりがプロフェッショナルとして常に価値ある技術者であり続けるよう、自
らを高める努力をし続けなければならない。このチャンスを活かし、未来を担う自覚と主体的な意志をもって、自
分自身のキャリアを自らの責任で形成していくことが求められる。

http://www.ipa.go.jp/jinzai/itss/activity/2010summary_of_ITHR.pdf

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