サーバー仮想化,運用して初めて分かる落とし穴 - 記者が語ったICT最新動向−−ITpro EXPO 2009より:ITpro(情報元のブックマーク数)

サーバ仮想化入れてみて気付く問題。バックアップってのは一番厳しいところかな。

中山記者はサーバー仮想化に先行して取り組むユーザー企業を取材した。その結果,サーバー仮想化の現場が以下の4つの問題に直面することが分かったという。
(1)仮想化マシンの再配置をどうするか
(2)障害発生時の原因切り分けをどうするか
(3)バックアップ処理をどのように実行するか
(4)セキュリティ管理はどうすべきか
いずれも重要な問題だが,対処にかけられる人手や時間,コストには限りがある。中山記者は講演で,先行ユーザーがどのように対処しているかを,現実解として紹介した。

サーバー仮想化,運用して初めて分かる落とし穴 | 日経 xTECH(クロステック)

金があって大規模に入れるなら、ちゃんと自動化させてみては?って話。

仮想マシン再配置問題について中山記者は,自動化ツールの採用も検討の価値があるとした。導入企業はまだ多くはないが,中山記者は「自動化ツールについては,まだ試してもいないという企業が多く,食わず嫌いの感がある。バンダイナムコゲームスのように自動化した先例もあるので,一度ぐらい試す価値はあるのではないか」と述べた。

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高価なストレージを購入したことで、ユーザ側への提供金額が高くなって利用が進まないという話。確かにあり得る・・・

中山記者が最後に紹介したのは,あるEC企業でのサーバー仮想化を巡るエピソードである。物理サーバー300台という大規模な仮想サーバー・システムを構築した同社では,CPU利用率30%とリソースには余裕があるにもかかわらず,利用部門がなかなか使ってくれないという問題に直面した。
使われない理由は,利用部門に請求する課金額が割高になってしまったことだったという。ECサイトで提供する商品検索機能を高速化するため,高価なディスク装置を導入したことが原因だった。パフォーマンスが要求されるECサイトの機能などでは利用されたが,部門のファイル・サーバーなどで使うには高すぎたのだという。
中山記者はこのエピソードから得られる教訓として,「サーバー仮想化を考えるなら,全部門にあらかじめ仮想化環境の利用を義務付けておくべきだろう」と述べた。この点については,複数の先行ユーザーが言及していたそうだ。

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