気象庁、システム改修業者に1カ月の指名停止、誤報問題で | 企業・経営:ニュース・解説 | nikkei BPnet 〈日経BPネット〉(情報元のブックマーク数)

緊急地震速報誤報問題で明星電気に厳重注意と指名停止処分を行ったとのこと。

8月25日に緊急地震速報誤報が出た問題で、気象庁は9月11日、地震観測機器のシステムを改修した明星電気のミスが原因だったとして、同社に1カ月間の指名停止処分を出した。また同庁の地震火山部長、地震火山部管理課長の2人に文書による厳重注意を行った。明星電気は同日、上澤信彦社長の報酬を1カ月間20%減額するなどの社内処分を明らかにした。
緊急地震速報震度5弱以上の地震を観測した際に発表する。8月25日には千葉県南房総市にある観測機器が気象庁に異常なデータを送ったため誤報が起きた。同庁によると、原因は24日に明星電気が実施した観測機器のソフトウエア改修。同社は改修の指示を受けていない部分についても無断で作業を行い、プログラムミスを犯したため、観測機器が地震の振幅値を過大に送るようになった。

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なんか情報出ていますね。

2009.09.11 当社に対する行政処分(指名停止措置)並びに役員報酬の減額に関するお知らせ [PDF/84.7 KB]
2009.09.08 8月25日の緊急地震速報誤報の要因となったソフトウエア誤改修作業に関する再発防止対策について(ご報告) [PDF/107.0 KB]

IRプレスリリース一覧 | 投資家向け情報 | 明星電気株式会社

問い合わせを作業指示と勘違いして修正をしたとのこと。リリース管理も十分じゃないし、変更依頼の業務依頼もおかしい。

1. 原因分析
今回の障害の直接的な原因は、次の開発管理のプロセスに問題があったと考えております。
(1)仕様変更の指示されていない機能について、開発担当者は開発管理部門からの問い合わせを
作業指示と誤解し変更を加えましたが、その変更過程で誤りが発生したことが直接の原因と
判明しました。
(2)更に、指示されていない改修項目があることや、その改修内容に不備があることを、後段の
出荷プロセスで発見できず是正することができませんでした。

てか、ちゃんと仕様と依頼をしっかりしてください!

① 作業指揮系統において部門間の双方向確認を徹底します。
② ソフトウエア開発用の管理サーバーを導入し、開発関係者のアクセス制限を設けて管理します。
③ ソフトウエア設計書とソースプログラムの変更箇所の「見える化」を実施し、開発部門と開発管理部門でダブルチェックを実施します。
④ 検査部門においては、ソースプログラム変更の妥当性の検証、及びバージョン管理の強化を実施します。
⑤ さらに改修箇所だけではない全体的な動作確認を実施します。

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