ウイルスは100%捕れるか:ウイルスは100%捕れるか(情報元のブックマーク数)

ウイルスがこんだけ亜種とか新種がでていて、ウイルス対策ベンダーを悩ましている現状で、100%なんて無理ってことで、、、色々ウイルス対策ソフトの検知や技術を検証されている記事です。

「ウイルスを次々と生み出す仕組みが確立し、日々、膨大な数のウイルスがインターネットに放たれている」(セキュリティ企業ラックの研究開発本部先端技術開発部部長を務める新井悠氏)というから、日々のウイルス対策はもはや不可欠と言っていい。

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例えば、国内のユーザーが大多数を占めるファイル共有ソフトWinnyウィニー)のネットワークだけで感染を広げるAntinny(アンチニー)などは、感染数が多くても同リストに掲載されたことはない。

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ワイルドリストによる検知実験、検知検証だそうです。

テストで用いたサンプルはワイルドリストと呼ばれるサンプルと、セキュリティ企業3社が独自に収集したサンプルセット3種類の計4種類。
 ワイルドリストとは、ウイルス対策の世界的な組織が実際に感染報告があったウイルスをまとめたもの(図1)。同組織には世界各国のウイルス研究者がレポーターとして登録されており、2名以上のレポーターから感染報告があったウイルスがリストに追加される。つまりワイルドリストに掲載されているものは、世界的に広まっているウイルスと言える。

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現時点では難しいがウイルス対策セカンドオピニオンというのも今後主流になりそうだ。

対策ソフトによって検出率にばらつきがあったのは、「攻撃側の『物量作戦』が“奏功”しているため」(ラックの新井氏)と見られる。今回取材した専門家の多くが同様の意見だった。現在は、膨大な数の新しいウイルスが作られているため、対策ソフトのメーカー一社ですべてを収集するのが難しくなっている。このため対策ソフトの種類によって、検出できるウイルスとできないウイルスに違いが出る。ゆえにサンプルの選び方によっては、製品Aには有利だが製品Bには不利ということが起こり得る(図5)。

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ウイルス対策ソフトによるパソコンの速度の影響は確かに平均3割低下として出ているそうです。

対策ソフトを使うとおしなべて動作が遅くなることが分かる。平均すると、(1)OSの起動で39%、(2)Webページ表示で27%、(3)圧縮ファイルの展開で17%ほど処理時間が増すという結果だった。(1)(2)についてはばらつきが見られたため、それぞれ10回ずつテストして平均を取った((3)は3回の平均)。テストごとにWindowsを再起動している。

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