ドメイン名の更新を促す「不気味な明朝フォント」の通知に注意

日本語でドメイン名事業者を模して更新通知がくるそうです。

ドメイン管理が不十分だったりしたら払っちゃうかもw

まず1つ目は、海外のドメイン名事業者と思われるところから、「不気味な明朝フォントで、日本語の更新通知が来る」というもの。「更新期限が来たので、更新するなら期日までに支払え」といった内容で、多分WHOISの情報を見て送ってきているという。中には、「これはたいへんだとして、お金を払ってしまう会社もある。相手がレジストラなら更新できるかもしれないが、そうでない場合は払った分だけ損をする」(橘氏)。

ドメインを取れ取れ業者のコメントですか!

ブランドイメージ?!重要?!

このように、「海外からのトラブルが日々、我々に降ってきている」状況だが、その背景には、ドメイン名業界において「セカンダリーマーケット」が海外で発達してきていることがあるという。セカンダリーマーケットとは、オークションによる売買など、ドメイン名登録後のマーケットのことだ。また、ドメイン名に一定の財産権的価値が認められつつあるという環境の変化も挙げた。さらには、有名ブランド似のドメイン名を取得してオークションへ出品したり、アダルトサイトやフィッシングサイトに使うといった「ドメイン名取得者のモラル意識の低下」もあるという。
このほかにも「普遍的事情」として、一度ドメイン名を失うと、奪回には労力とコストがかかることもあるため、「商標やブランドの管理と同じく、ドメイン名を重要なリスクと位置づけ、きちんと管理することが重要だ」と述べた。

確かに、小さな事業者で登録した場合、どこで取得したか分からなくなるのは確かw

管理を一元化することも大切かもしれませんね。

同じく普遍的事情として、「ドメイン名登録者がどの事業者で登録したか覚えていない」というありがちなトラブルも挙げた。「日本の事業者ならともかく、海外で格安のレジストラをたまたま見つけて取得したが、返信メールをなくしてしまったために、どこで取得したかわからなくなったり、更新の通知メールを見落とすケースもある。安いことは重要だが、自分で管理できないのであれば、きちんと管理できる業者で登録すべき」とした。

この問い合わせ多いw。確かに中国法人からこんな事よく聞かれるw

セッションの最後の質疑応答では、会場にいたJPNICのスタッフから、不気味な明朝フォントの通知によく似たケースもあるとの情報が寄せられた。これは、中国のドメイン「.CN」を管理しているCNNICから、企業などに対して「おたくの名前の.CNドメイン名が登録されようとしているが、このまま登録させていいか?」とたずねてくるメールだ。

 限りなくスパムに見えるが、これはスパムではなく、正規の手続きに則ったメールなのだという。「そういうドメイン名が登録されようとしていることを知らせなければいけないというポリシーが中国にはあるようだ。登録させていいというのであれば無視するという対応で間違いないが、そういったドメイン名が.CNで登録されようとしているということを、少なくとも認識しておく必要があるのではないか」とした。

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