議論すべき会議とそうでない会議 − @IT自分戦略研究所

検討会と報告会の違いは確かにしっかりしないと、会議が迷走しますね。

会議体を開催するに当たって、報告会1、報告会2、検討会1みたいに、きちんとアジェンダを事前に準備する事が大切ですね。

「報告会」は「検討会」と異なる

ここで、「報告会」と「検討会」の違いについて考えましょう。
上で説明したように、「検討会」は、事前に定義された明確な議題・テーマについて、何らかを検討する会議です。議論は積極的にすべきです。また、「検討会」において、自分が正しいと思う方向性や結果に議論を導くためには、ある程度、発言を多くしないと、ほかの参加者に主導権を握られてしまいます。会議を実り多きものにするために、発言が多いことはよいことだとされるべきでしょう。
一方で、「報告会」は「検討会」と異なります。「報告会」では、「検討会」において、現場・チームで各種検討した状況(進ちょく状況も含みます)や検討結果(課題やリスクなども含みます)をまとめ、現場・チームのリーダー格が報告し、それを受けて、意思決定する会議といえます。

 「検討会」との大きな違いは、特定のテーマ・議題を検討することが目的ではないということです。あえていえば、プロジェクトの運営という漠然としたテーマがあるだけです。

5分以上議論することは避けるべき。検討会では検討なのでよいですが、時間はきちんと決めて検討する必要がありますね。

報告会で議論するのは間違えですね。

明治・大正を通じで名宰相といわれた原敬氏は、よくこういったといいます。「5分以上議論する人間はばかだ」
これをこのまま、「検討会」に当てはめることはできません。「検討会」において、ある程度時間をかけて議論する必要があります。
ただ、「報告会」について考えると、これは真理なのではないかと思います。
「報告会」において、細かい議論が目安として5分以上続いたら、「報告会」の目的から外れ始めていると認識した方がいいでしょう。