今のマルウェアに、従来の脅威レベルはあてにならない?−Symantec

Symantecではマルウェアの脅威レベルを5段階にランク付けしている。危険度最高のカテゴリ5はこれまでに一度も登場しておらず、カテゴリ4にランクされるものも2003年のBlasterが最後。2004年までは年10〜30件程度だったその下のカテゴリ3すら、2005年は5つ、2006年はゼロ(9月現在)という状況で、現在の対応の中心は下から2番目であるカテゴリ2に置かれているという。

既に全世界で共通の脅威レベルは無意味になりつつあるって事ですね。それだけTargeted Attackが進んでると言うことか。

マルウェアは自ら感染活動を行うことはないため、従来の脅威レベルの考え方では、脅威度は下から2番目のカテゴリ2にランクされるものが多い。しかしチェン氏は、間接的に影響を受ける人の数まで考慮した場合、「長い目で見れば、世界的なインパクトは大きいかもしれない」と述べたほか、Symantec Security Responseのシニアマネージャ、ケヴィン・ホーガン氏も、「カテゴリは昔ほどは参考にならない」点は認め、脅威レベルの新たな考え方に関する議論を行い始めているとした。