将来、SIMカードはプロセッサに内蔵される? ARMが「iSIM」新技術を発表 | ギズモード・ジャパン

(情報元のブックマーク数

eSIMだけでなく、iSIMらしい

最近はお店でスマートフォンを購入するとSIMカードを挿入して利用開始するのが当たり前になりましたが、一昔前はお店の端末からケーブル経由で情報を書き込んだものです。という昔話は置いておいて、プロセッサ設計大手のARM社は、プロセッサ内で動作する仮想的なSIMカード「iSIM」を発表しました。

過去の端末には通常サイズのSIM、現在の端末ではnanoSIMカードを挿入しますが、カードの大きさだけでなく、その保持機構や差し込み機構などは端末内で大きなスペースを占めています。そこで、チップに機能が内蔵される「iSIM」が構想されたのです。iSIMを採用すれば、IoT向けの組み込み機器はさらに小型化できる可能性があります。さらにARMによれば、iSIMにより部品価格の若干の削減も期待できるそうです。

さて、我々にとって気になるのはこれによりスマートフォンが小型化するかどうかですが、現時点でARMはこの技術を、まず最初は上のように組み込み機器用に広めたいと考えています。また、スマートフォン向けにはすでに書き換え可能なSIMシステム「eSIM」が存在しており、iSIMが従来のSIMやeSIMに取って代わるかどうかは不明瞭です。

将来、SIMカードはプロセッサに内蔵される? ARMが「iSIM」新技術を発表 | ギズモード・ジャパン

screenshot