サイバーセキュリティ技術者の「職人技」どこまで標準化できるか | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]

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メモ

株式会社インクスの肝となった競争力のひとつが、金型職人が持つ高度な技術の可視化と標準化だった。熟練の職人しか到達し得ないとされてきた作業工程をそれ以上細かくできないレベルまでブレイクダウンし、数値化、データベース化することで、プロセスの大幅短縮に成功した。丹下は、株式会社SHIFTのソフトウェアテスト事業にこの方法論を受用した。
 ソフトウェアテストで行われる作業と判断の過程を徹底して可視化し、洗い出すことで標準化された情報は、独自に開発した「CAT(Computer Aided Test)」と呼ばれるソフトウェアテスト管理ツールに展開されていった。同時に、テストエンジニアの採用には、「CAT検定」と呼ぶ、「正確性」「スピード」「伝達能力」「テスト適性」「タイピング能力」といったソフトウェアテストに必須となる能力の有無を測る検定試験を採用し、これまでに3万人を超える受検験者が検定を受け、合格率6%の狭き門を突破した人材のみがソフトウェアテストに資質があると認められ、採用された。

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