PAN-OSのWeb管理画面における脆弱性 (CVE-2017-15944) は悪用可能と確認 | セキュリティ対策のラック

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Palo AltoのOSにWeb管理画面における脆弱性が存在とのこと。パッチを適用、できない場合は、管理画面へのIP制限を設定。

本稿の執筆時点では、インターネット上に任意のコード実行が可能な攻撃コードが公開されていることは確認していません。ただし、JSOC で検証を行った結果、PAN-OS上にて認証回避を行った上で、任意のコードが実行可能であることを確認しました。

認証回避後に一部手順を踏む必要がありますが、本脆弱性は容易に悪用可能です。PAN-OSが動作する環境において管理者権限でのOSコマンドの実行や、任意のファイルの作成、バックドアの設置などをおこなわれる恐れがあります。12月21日午前9時(日本時間) 時点では、JSOCでの攻撃検知実績はありませんが、今後本脆弱性を狙った攻撃が広く行われる可能性があります。

PAN-OSのWeb管理画面における脆弱性 (CVE-2017-15944) は悪用可能と確認 | セキュリティ対策のラック

すぐにバージョンアップができない環境の場合、管理画面へアクセスできるIPアドレスを制限し、外部ネットワークからアクセスできないようにすることで、影響を軽減することが可能です。ただし、あくまで暫定対策であり、脆弱性は残ったままとなります。

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