本の虫: ダイヤルQ2風の電話番号でInstagramやGoogleやMicrosoftから金をむしりとれる脆弱性

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メモ

プレミアムナンバーという電話上のサービスがある。これは一時期日本で行われていたダイヤルQ2と同等の仕組みを持つサービスで、プレミアムナンバーという電話番号にかけた電話の通話料は、通常より高い。通話料の差分は、電話サービスの提供元に支払われる。
ダイヤルQ2は電話越しに何らかのサービスを提供して、電話料金で利用料を徴収できる、手軽な仕組みだった。その利用例は、投資顧問、アダルト、占い、人生相談、義援金、ダイヤルアップISPなどに利用されていた。ダイヤルQ2自体は2014年に終わったが、海外ではまだ同等の仕組みをもつサービスが残っていて、一般に、プレミアム通話料金率電話番号と呼ばれている。
ところで、一部のWebサイトは、ユーザーが指定した電話番号に自動的に電話をかける機能を提供している。その理由は例えば以下のようなものだ。
ユーザーが人間であることを確かめるCAPTCHA文字列を合成音声で伝え、その文字列をWebサイトに入力させるため 二段階認証のセキュリティトークンとなる文字列を合成音声で伝え、その文字列をWebサイトに入力させるため アカウントに登録した電話番号が本人のものであることを確かめるため それ以外にも理由はあるかもしれないが、ユーザーの入力した電話番号に自動的に電話をかけるという機能は、もし電話番号としてプレミアム番号が与えられた場合、課金される脆弱性がある。この研究者はこの脆弱性を研究し、それぞれ報告した。

本の虫: ダイヤルQ2風の電話番号でInstagramやGoogleやMicrosoftから金をむしりとれる脆弱性

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