ITをビジネスの武器として駆使するあきんどスシローがクラウドERPを選択した理由 - ITmedia エンタープライズ

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あきんどスシローは、AWS上で動くSAP ERPを導入らしい

会計システムの刷新にあたり、あきんどスシローが掲げた方針。それが、グローバル会計への対応とBPR(ビジネスプロセス・リエンジニアリング)の実現である。その狙いについて、田中氏は「我々はすし店として業務を継続的に見直し、業務効率と顧客サービスの向上を実現してきました。とはいえ、会計業務に関しては、我々の手法が優れているか否かの判断が難しい部分も存在しました。であれば、国際会計基準であるIFRSなど、グローバル標準に対応したパッケージに業務を合わせることで、今後のグローバル展開への足場を固めるべきとの判断に至ったのです」と強調する。
その上で同社は、複数パッケージを比較検討し、最終的にシステム構築パートナー企業のNTTデータグローバルソリューションズ(NTTデータGSL)から提案のあった「SAP ERP」の財務会計(FI)および管理会計(CO)モジュールの採用を決断する。加えて、同社は開発・運用環境も一工夫した。具体的には、イニシャルコストやサイジングの手間を抑えるために、クラウド上でのSAP ERPの稼働を決断したのである。
会計は企業にとって基幹業務の1つであり、セキュリティなどの点からシステムのクラウド移行に躊躇する企業も少なくない。そうした中、同社がクラウド化に踏み出せた背景には、AWSはSAPが運用環境として認定しており、SAPを導入する場合の推奨構成がSAPから公開されていたことがあった。

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