Android史上「最も高度なマルウェア」、Kaspersky Labが報告 - ITmedia エンタープライズ(情報元のブックマーク数)

なかなかすごいことをするAndroidマルウエア。難読化、脆弱性を突いてrootを取る、Wi-Fi接続やBluetooth経由でマルウエアをコピーですか・・・

ロシアのセキュリティ企業Kaspersky Labは、これまでに発見された中で最も高度なAndroidマルウェアを発見したと伝えた。このマルウェアは感染した端末に潜み、Androidの未解決の脆弱性を悪用するなど極めて高度な機能を持つという。
Kasperskyのブログによると、このマルウェアはすべてのコードが暗号化され、難読化されているのが特徴だという。ここまで高度な潜伏能力を持ったモバイルマルウェアは稀(まれ)だと同社は指摘する。
さらに、これまで知られていなかったAndroid脆弱性を突いて管理者権限を拡張するなど、複数の未解決の脆弱性を悪用する機能も持つ。管理者権限を取得された端末からは、このマルウェアを削除することができなくなる。
感染した端末を無料Wi-Fiに接続したりBluetoothを有効にしたりすると、画面が10秒ほどブロックされ、近くにある端末にマルウェアがコピーされる。
また、接続が確立されるたびに外部の攻撃用サーバに接続し、端末から収集した情報を送信。このほか課金用の番号へのSMS送信、他のマルウェアのダウンロードとインストール、リモートからのコマンド実行といった機能を持つという。

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