第2回「ソーシャルメディアなら人脈増えるんだろ?」という上司 - 芦屋広太のソーシャルメディア導入の現場:ITpro(情報元のブックマーク数)

ソーシャルメディアなんて、しょせん道具なので、道具の使い方次第ですよね。

FacebookとかTwitterを使ってみて思うのは、「リアルな知り合いの延長として、日々のアップデート報告をしてつながる人と人(この場合○○株式会社の○○さんじゃなく、個人としての○○さんとのつながり)」と「興味分野が近い人との情報交換から始まる顔は見えないけどつながる世の中。」そして「繋がりが多くなって、組織の地位とか有名とかを飛び越えて、気づいたらあの有名人と頻繁にやり取りをしちゃってたよ!!!ってなる人と人とのつながり」で広がっていくのかなぁ・・・
そのベースとなる投稿と反応することで繋がる、そのツールとしてのソーシャルメディアなのかなぁ、って駄文を書いてみる。

ソーシャルメディアは道具だから、例えば大工道具のように腕のよい人が使えば道具は活きる。道具は使う人の腕前を写す鏡である。だから道具としてのソーシャルメディアを有効に使うためには、「能力が高い人」に使わせるか、使う人の能力を向上させる必要がある。
「具体的にどのように能力を向上させていくのか=ソーシャルメディアをどのように使えば有効に使えるのか」はこの連載で順次紹介するが、最も大事なことは「目標と効果と手段についてリアルでどうするかを考え、そこから手段としてのソーシャルメディアをどう使えばいいのかを考える」ということであり、これが業務に有効利用することの本質である。
この本質をしっかり捉えないと、ソーシャルメディアを業務で有効活用できない。「業務でソーシャルメディアを使ったが成果がでない」という人はリアルの「業務戦略」「業務設計」を正しく行っているかを最初に疑ってほしい。「ソーシャルメディアは駄目」と文句を言う人間に限って、業務戦略も業務設計も適当であることがほとんどである。要は使い手が駄目なだけである。
こんな駄目なソーシャルメディアの使い手は一刻も早く矯正すべきである。それが会社のためだと筆者は考えている。自分の会社の中だけではない。世の中の全ての企業や団体がソーシャルメディアを使って業務を改善してほしい。そのために、この連載が寄与できれば幸いである。

第2回「ソーシャルメディアなら人脈増えるんだろ?」という上司 | 日経 xTECH(クロステック)

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