ソフトに合わせて業務を変えると何が起きるか パッケージを導入していい業務といけない業務(情報元のブックマーク数)

自社の強みのためのシステムだったのだが、ERPで一般化したら、急に自社の強みがなくなってしまったとの話。ERP導入時に大規模に変えた場合どれが原因で自社の強みが亡くなったのかわから無くなるかもしれない。

ある食品会社で「生産販売管理」の新システムを導入しようということになった。既存システムはその会社が独自に構築したものだったが、ソフト、ハードともに耐用年数を過ぎていた。そこで、すぐさま導入委員会が発足し、新システム構築の議論がなされた。
議論の結果、短期導入が可能で、スクラッチ開発に比べて低価格なパッケージソフトを導入することが決まった。予定通り導入は短期間で済み、予算内に収まり、順調に稼働し始めた。
だが、その会社の販売業績がなぜか思うように伸びないのである。そこで、旧友にコンサルの依頼があったのだという。
彼が出した結論は、思いもよらないものであった。「業務をパッケージと予算に合わせてしまったことが、販売実績が伸びない原因だ。『食品の材料仕入れ→加工→出荷→管理』という業務をパッケージ機能に合わせたために、長年継承してきた業務自体の流れが変わってしまった。その結果、他社との差別化ができなくなり、普通の食品会社になってしまった」と言うのである。

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