About BUG - History(情報元のブックマーク数)

懐かしくて涙が出てきたw

B.U.G.のISDN通信機器開発の歴史は長い。1990年に開発したVMEバス用ISDNインターフェースボードが始まりである。これがきっかけとなって、1991年にAppleTalkのみを通す、Macintosh用のISDNルータROUTE ONEが開発・販売された。遠隔地にあるそれぞれのROUTE ONEにつながったMacintosh同士は、ISDN回線を使用してデータ交換をすることができる。世の中には、MacintoshのLocalTalkを公衆回線で結ぶ通信機器がなく、Macintoshの世界ではROUTE ONEが初めてであった。デザイン事務所などによく売れた製品である。そして次に、IPもサポートされ、EtherTalkでUnixやLaserWriterともデータ交換できるROUTE ONE/Etherが開発された。
このROUTE ONEシリーズの開発から、ファイリングチームとISDNチームに分かれて、それぞれ別の製品を開発していくことになった。ファイリングチームは小型ISDN TAのLinkboyシリーズやリモートアクセスサーバNetEntranceを手がけ、ISDNチームは、ROUTE ONEを進化させていった。
Linkboyシリーズの最初のモデルは、Linkway64/PBというボードである。その後、匡体に入った手のひらサイズのLinkboy Pocketを1994年7月に販売開始した。ノートパソコンとISDN公衆電話(グレー電話)が世の中に登場し始めたころである。Linkboy Pocketは、あのグレー電話のISDNモジュラージャックはいったい誰が使うんだろう、使っているのを見たことがない、ならばモバイル用のTAを作ってやろうと、開発された。エンジニアの知る限りでは、モバイル用のISDN TAは日本初である。そして、ISDN同期64Kのサポート開始されるとそれに対応してPCカード型のLinkboy D64Kを開発、1994年11月に販売、MPのサポートが開始されるとLinkboy D128/DUO128を開発、1996年11月に発売した。Linkboy DUO128は、アナログモデムとISDN TAのコンボカードである。

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