IPv6はセキュリティ向上の側面も、ただしマルウェア作成者も対応を進行中 -INTERNET Watch(情報元のブックマーク数)

マルウエア作成者やサイバー犯罪者がIPv6空間も攻撃視野に入れているらしい。

IPv6アドレス空間IPv4に比べて大幅に増えるという点で、現在はIPv4アドレスの枯渇対策の観点からの関心が大きいと言えるが、シマンテックでは、「マルウェア作者やサイバー犯罪者にとっては新たな課題が増えることになる」と指摘する。
すなわち、「IPv6の導入によって、デフォルトのサブネットとソフトウェアによる追加の調整で使用可能なアドレスが膨大な数になる」ために、「ネットワークの概要を把握したり、利用可能な攻撃ベクトルを特定したりする目的でIPv6アドレスに対して総当たりのスキャンを実行することは、もはや現実的ではない」という。
また、IPv6では「既存のIPv4に対する攻撃も設計上は軽減される」と説明。IPv6の主要機能と、ICMPv6の導入によって、「1990年代の終わりに流行したSMURF攻撃(ブロードキャスト集中攻撃とも言う)は、過去のものとなる」としている。さらにIPsecによって、データ傍受にも対処が試みられていることも挙げている。

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