データベースのアップグレードはなぜ必要なのか? − @IT(情報元のブックマーク数)

Oracleをアップグレードする手順、リスク、そのあたりと周りのアプリの関係性とかもあるので、そう簡単にあげられないですよねぇ・・・

パラメータチューニングは最新バージョンでは古いものとは別のチューニングか・・・そうなんか。

1問目は、「Oracleをアップグレードしないリスクをどう評価すればよいのか?」というもの。これに対して内村氏は、「アップグレードしないと、『パフォーマンス』と『アプリケーションの正常動作』を維持するためのコストが掛かる。このコストをリスクとして評価するべきではないか」と回答した。
続いての質問は、「独自カスタマイズが存在する場合でもツールは有効なのか?」。これに対して内野氏は、「独自カスタマイズとは、パラメータチューニングを指すのだと思うが、そもそも過去のパラメータチューニングは捨てるべき。最新バージョンには、最新バージョン向けのチューニングがあるので、過去のチューニングを引きずるとかえってパフォーマンスが悪化する可能性が高い」と答えた。
また、内山氏の講演に対しては「技術の目利きができる人材を育成するべき、としていたが、実際にこのような人材を育成するにはどうすればよいか?」という質問が挙がった。これに対して同氏は、「1つは外部アナリストに意見を求めて、育成計画を立てるのが有効だ。2つ目は、人材育成において、若いうちにベンダ側の開発チームに入れてしまう方法だ。これによって、ベンダが実際どのように開発しているのかを、自らの体験をもって理解でき、その後の育成に大いに役立つ」とアドバイスした。
続いては、「9i、10gから11gへのアップグレードにおける典型的な注意点は?」という質問に対して、内野氏は「Oracle 7や8のころは、エクスポート/インポートが有効な手段だった。しかし、現在はデータ容量がテラバイトレベルになっているので、この方法は時間がかかり過ぎて現実的ではなくなってきている。現在では、OSが変わらないケースではアップグレードスクリプトを利用した方法を、UNIXLinuxなどのOSが変わる場合にはGoldenGateの利用を推奨している」と答えた。
最後の質問は「アップグレードのROIが分かりにくい。稟議書作成のポイントを教えてほしい」というものだった。これに対しては内村氏は、「ここ1〜2カ月で増えているのは、“信頼性の向上”を理由にアップグレードするケースだ。これは、信頼性を向上させるために、あえてアップグレードを選択するケースだ。ほかには、ITの長期計画を5〜7年に広げて考えてみる際に、『塩漬け』『更新だけ』『アプリケーションの改修含む』の3つのパターンでTCOの試算をしてみるとなおよいだろう」とアドバイスした。

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