「オレオレ詐欺はもう古い」こそ「もう古い」。再度猛威を振るう「新型オレオレ詐欺」。悪党どもの手口を「全部暴露」して予防法を伝授! | SAFETY JAPAN [セーフティー・ジャパン] | 日経BP社(情報元のブックマーク数)

オレオレ詐欺はもう古い?!

もっとも代表的なのは「オレオレ詐欺」と呼ばれる、身内を名乗って金を騙し取るもの。これに「架空請求詐欺」「融資保証金詐欺」「還付金詐欺」の3つが加わったものを、総称して「振り込め詐欺」と呼ぶのが普通だ。
これらのうちもっとも猛威を振るったのは、言うまでもなく「オレオレ詐欺」。2004年には190億円を超える被害を生み出した(以下数字はいずれも警察庁発表のもの)。どこの事業だというほどの規模であって、最盛期には「1日1億円」被害がある計算になっていたものだ。

http://www.nikkeibp.co.jp/article/sj/20110203/259180/

最近は振り込め詐欺

具体的には、「(金融会社勤務・経理)会社の金を使い込んでしまった」「(医者・看護師)医療ミスを起こしてしまった」など、成りすます対象の職業を調べた上での犯行が登場したのだ。無差別型から相手を選ぶ形になっていったのである。

http://www.nikkeibp.co.jp/article/sj/20110203/259180/?P=2

ExPackを使ったり警察官を名乗る振り込め詐欺か・・・

そこで出てきたのが、郵便局のエクスパックなどで現金を運ぶよう指示する手口。しかし住所地の特定などがしやすいことから、それほど広がりはしなかった。
しばらくは新たな手口も出てこなかったのだが、昨2010年に被害が増加したのは、警察官を名乗って預金通帳やキャッシュカードを詐取するという新手法が登場したからである。

http://www.nikkeibp.co.jp/article/sj/20110203/259180/?P=3

そして成りすまし詐欺・・・

銀行を出たところで、行員を装った詐欺師に声をかけられ、「あなたの口座から不正にお金が出ている。確認するのでキャッシュカードをお預かりする。念のために暗証番号を記入してください」というもの。

http://www.nikkeibp.co.jp/article/sj/20110203/259180/?P=4

「振り込め」でなく手渡しなのであるから、名称も考えなくてはならないだろう。呼び名を変えたところで、と思うかも知れないが、「振り込み」には注意しても「手渡し」には注意していないからこそ、こうした犯罪が起きているのである。「手渡し詐欺」でも「キャッシュカード詐欺」でもいいからわかりやすい名前をつけ、周知徹底しなくてはならない。
いくら犯罪に関することであったとしても、警察がキャッシュカードや通帳を預かることは絶対にないし、もちろん銀行協会が預かることもない。そもそも第三者が預かることなど絶対にない。それをどう伝えていくかが大切になっていく。
特に独居高齢者の場合、相談相手もおらず、判断力も鈍ってくる。警察や銀行という名乗りを信じてしまうことも多い。同居していない高齢者が身内にいるのならば、常に連絡を取っておかねばならない。

http://www.nikkeibp.co.jp/article/sj/20110203/259180/?P=7

screenshot