WebプログラマのためのIPv6入門(1/2) − @IT(情報元のブックマーク数)

IPv6へは完全移行ではなく、IPv4IPv6の併存での運営が可能。

IPv4アドレス枯渇問題はしばしば「アナログ放送の停波」に例えられます。けれど、日本でのアナログ放送停止とIPv6への移行とでは、問題の構造が根本的に異なります。アナログ停波後は、基本的にアナログ放送の受信はできなくなります。ですがIPアドレスの場合、IPv4アドレスの在庫が枯渇しても、IPv4での通信ができなくなるわけではありません。IPv4IPv4のまま、今後もかなり長い期間、運用され続けるだろうと思われます。ですから、必要以上に大騒ぎする必要はありません。
ただしインターネットは、IPv4枯渇後も引き続き拡大し続けていくことでしょう。その拡大のために、IPv6への移行が促されるようになります。IPv4のインターネットを継続しつつ、新しいIPv6のインターネットが普及していくことによって、2つのインターネットが同時に利用される形になります。

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IPアドレスがXXX.XXX.XXX.XXXでハードコーディングされているとか、入力項目がそうなっているとか、色々変更点はあると思いますし、ミドルウエアの対応状況とかもあると思います。結構大変だと思うなぁ。

以上、Webプログラマ向けという視点で、IPv4アドレスの枯渇にともない課題になりそうな項目をいくつか紹介してみました。
昨今ではIPアドレスを全く意識せずにプログラムを書くことも可能です。例えば、マッシュアップを中心に作っている場合などは、ここで書いているような内容は意識する必要がないかもしれません。
しかし、IPv4アドレス枯渇とIPv6への移行に伴う変化は徐々に始まっています。実際に始まってみないとどうなるかは分かりませんが、IPv4IPv6の両方を意識しつつ、IPv4アドレス枯渇に伴う環境変化への対応を求められるプログラマは多いのではないかと推測しています。
過渡期ともいえる今後数年は、十分なテスト期間を確保し、開発工数の見積もりを増やさなければならない場合もありそうだと思う今日このごろです。

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