ひょっとしてサイバー攻撃か 判断に迷ったら…  :日本経済新聞(情報元のブックマーク数)

とりあえずサイバー攻撃か迷ったらIPAへ。ウイルスやIPフィルタ、ISPへの連絡なんかも有効。

DoS攻撃とおぼしきアクセスを受けた企業や団体はどのような対応を取るべきか。経済産業省所管の独立行政法人である情報処理推進機構(IPA)で、DoS攻撃の対策について調査報告書の作成にかかわった木邑実調査役に話を聞いた。
――企業や団体のサイトに集中的にアクセスがあり、サイトの挙動に問題が生じたとき、サイト運営者がすべきことは。
「まず集中アクセスが、攻撃の意図があるDoS攻撃なのか、意図がないただのアクセスなのかを判別することだ。自社の製品がマスコミに取り上げられて集中的にアクセスが舞い込むこともあれば、サイトの情報システムの性能に問題があってシステムが停止してしまった可能性もある」
「DoS攻撃と疑われるアクセスでも、アクセスの主体に攻撃の意図があるとは限らない。パソコンの設定を間違えてアクセスを繰り返していたり、あるいはパソコンにウイルスを仕込まれて意図せず攻撃を仕掛けていることもある」
「DoS攻撃とおぼしき攻撃に対しては、まずシステムのアクセス履歴を調べ、アクセス元のIPアドレス(インターネットにおける住所に相当する数列)を特定する。そのIPアドレスを管理するプロバイダーに連絡を取り、IPアドレスの利用者に『大量のアクセスがあり迷惑している』と伝えるよう依頼する。仮にアクセス主体に攻撃の意図がなく、ウイルスの除去など適切な対策を取ってくれれば大量アクセスは止まるはずだ」
「海外サーバーからのアクセスであれば、情報セキュリティー問題に取り組む一般社団法人『JPCERTコーディネーションセンター』に相談すれば、海外のプロバイダーとの連絡を仲介してくれる。もし何をすべきか見当がつかないなら、IPAが無料で相談を受け付けている」

ひょっとしてサイバー攻撃か 判断に迷ったら… :日本経済新聞

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