第2回 なぜなぜ「5回」にとらわれてはいけない - なぜなぜ分析で組織を強くする!:ITpro(情報元のブックマーク数)

なぜなぜは5回とかの回数ではなく、最低3回はしろよ・・・って覚えています。

問題の原因を掘り下げる取り組みを「なぜなぜ5回」と誰が名付けたのか、私は調べてみたことがある。ある本には、日本電装(現・デンソー)の社内で言われ始めたと書いてあり、別の本には、かんばん方式の生みの親として有名な大野耐一氏により命名されたとあった。多くの方がご存じのとおりトヨタグループで言われ始めたことだけは確かなようだが、今となっては、誰が言い始めのたのかは分からなくなっているようである。
そんな「なぜなぜ5回」にまつわる話がある。昨年、私が「なぜなぜ分析」の社内研修を実施させていただいた米国系企業でのことだ。担当者が「なぜなぜ分析」研修の承諾を得ようと米国人の上司に打診したところ、「『なぜなぜ5回』ではないだろうな」と釘を刺されたという。
幸いにして、私の研修は「なぜなぜ5回」ではなく「なぜなぜ分析」なので受注できたのだが、この話から分かったことは、米国で「なぜなぜ5回」に否定的な空気があるということである。その理由は、多くの企業(そして多くの講師)で「5回」という回数にばかりこだわった論理的でない分析が横行しているからなのだという。

第2回 なぜなぜ「5回」にとらわれてはいけない | 日経 xTECH(クロステック)

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