開発工程でSEが書く文書の基本 − @IT自分戦略研究所(情報元のブックマーク数)

SEが顧客に説明する資料これにSEは悩む。。。。確かに誰に見てもらうかと言うのとSEとして技術的にと言うのの割合に悩んだりしますね。

SEはさまざまな文書を作成する必要があります。その中でも、提案書や要件定義書の作成に悩むSEは多いようです。なぜなら、これらは「顧客に読んでもらわなければならない文書」だからです。

開発工程でSEが書く文書の基本 (1/2):誰にでも分かるSEのための文章術(1) - @IT

提案書のアジェンダ。お金の話とか十分に記載しないといけないですね。

(1)提案書
提案書の最大の目的は、顧客に提案を採用してもらいシステム開発の案件を受注することです。すなわち、提案書とは顧客を説得し、発注の行動を起こさせるための文書のことです。顧客を説明するためには、何をどのように説得するか、ポイントをどこに置くかを明確にして提案書を作成する必要があります。
提案書のもう1つの目的は、システム開発に関する基本的な事項について、顧客との認識を一致させることです。システムの範囲、開発や受注の範囲などについて文書として明示しておくことで、顧客とSEの間で共通認識を持つことができます。提案書の内容はケースバイケースですが、主に次のような項目を記述します。

  • システム導入の背景
  • システム導入の目的・効果
  • 実現の方針・方策・方法
  • システム導入の対象となる業務の範囲・領域
  • 導入するシステムの構成
  • システム導入後の業務フロー
  • システムの品質条件、性能条件
  • 開発するシステムの範囲
  • 開発プロジェクトの進め方
  • 顧客に納入する成果物
  • 開発体制
  • 開発スケジュール
  • コスト見積もり

提案書は、顧客からのRFP(Request For Proposal:提案依頼)を受けて、それに回答する形で作成する場合もあります。この場合は、RFPに記載されている要求項目の1つ1つに対して、的確かつ具体的に回答することが重要です。

開発工程でSEが書く文書の基本 (1/2):誰にでも分かるSEのための文章術(1) - @IT

ITの専門家以外も読める文章を書く必要があるのは確かに・・・

提案書や要件定義書は、ITやシステム、コンピュータ、ネットワークなどの専門家ではない人を読み手とするため、作成に手を焼くSEが多いようです。読み手とは、顧客の経営陣、業務部門の管理職、実際にシステムを利用して業務を遂行するグループやチームのリーダー(管理者)などが含まれます。
こうした人たちには、プログラムの注釈のような表現、SEやプログラマに向けた設計書のような表現、専門家向けの技術文書のような表現で書いた文書では通用しません。技術者同士だけで分かる表現ではなく、誰にでも伝わる表現で書くことが求められます。

開発工程でSEが書く文書の基本 (2/2):誰にでも分かるSEのための文章術(1) - @IT

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