クラウド環境の運用がグッと楽に---NECが開発中のサーバー制御技術を公開 - ニュース:ITpro(情報元のブックマーク数)

NECクラウド環境の運用を楽にするサーバ制御技術を公開との事。

OpenFlowっていう技術らしいですが、サーバリソースやネットワーク構成を動的に変更してくれるそうです。

NECは2010年7月1日、同社中央研究所で手掛ける開発案件の中から、(1)クラウド環境におけるサーバーとネットワークの統合制御技術、(2)電力供給の統合システムであるスマートグリッドに関連する技術、(3)高精度の顔認識技術のそれぞれについて、技術の詳細を公開した。(1)のクラウド環境に関連した技術は、年内の製品化が予定されているなど、中央研究所の開発案件の中でも「比較的、実用化の近い技術について公開した」(同社執行役員常務の國尾武光氏)という。
クラウド環境向けの統合制御技術として公開されたのは「OpenFlow」。サーバーリソースだけでなく、ネットワーク構成も必要に応じて動的に変更するための技術だ。いわゆる「自律コンピューティング」の一種だが、従来のソリューションと異なるのは、負荷に応じてサーバーを動的に割り当てるだけでなく、それに伴うネットワーク、特にルーティングを動的に変更できる点。従来は、ネットワーク内に散らばる全てのルーターに一つひとつルーティングポリシーの設定変更を加える必要があった。これに対し、OpenFlowではルーターから制御機能を引き上げ、一元的に管理する。これにより、アプリケーションに割り当てるサーバー数を変更するだけで、ネットワーク上の通信経路も同時に変更できるため、クラウド環境の運用管理負担を、大きく引き下げられる。OpenFlowは、2011年3月までに製品化される予定。今後は、同一のデータセンター内だけではなく、広域のクラウド環境にも応用できるよう、開発を続けていくという。

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