Process World 2010 Report:NECが披露したビジネスプロセス改善の勘所 - ITmedia エンタープライズ(情報元のブックマーク数)

NECのBPRをSAP ERPを使って実現したとの事。

NECは6月8日(現地時間)にドイツで開催された独Software AGのユーザー企業向けカンファレンス「Process World 2010」において、同社のビジネスプロセス改善の取り組みを紹介した。連結経営管理の迅速化、業務効率の改善、総コスト削減を目指し、2008年7月から販売・経理・資財をつかさどる基幹システムの全面刷新に取り組んでいる。
刷新する基幹システムには独SAPのERPパッケージソフトを採用。新システムの実装にBPR(業務プロセスリエンジニアリング)の手法を取り入れ、国内外のNECグループ企業をカバーする標準的なビジネスプロセスの実装を進めている。
人工衛星からPC販売までを手掛けるNECにとって、ビジネスプロセスの標準化は業務効率の改善をもたらす。国際会計基準IFRS)の対応や内部統制の強化も図りやすくなる。
Process World 2010でBPM(ビジネスプロセスマネジメント)の取り組みを紹介した経営システム本部 業務プロセス改革部 シニアマネジャーの土`方(ひじかた)雅之氏は「グローバルで競争に勝つ体制作りを進めるという経営判断の下、ビジネスプロセスの改善を進めた」と振り返る。
NECのビジネスプロセス改善の勘所は「組織作り、方法論、ツール」(土`方氏)だったという。その中でも「BPMを実現するための組織作りが重要」と土`方氏は強調する。NECでは各ビジネスプロセスの進ちょく管理を担当する「プロセスオーナー」を100人近く配置したり、グローバル規模でBPMのワークショップを展開したりしている。こうした「地道な取り組みこそが、BPMを成功に近づけた」(同氏)という。

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