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ServerProtect for Windows 5.8 用 Patch 1 (Build 1240) が公開されています。

ServerProtect for Windows 5.8 用 Patch 1 (Build 1240) の公開をお知らせします。
■公開日
2010/06/08
■修正内容
付属の Readmeファイルをご覧ください。
ServerProtect 5.58から5.8へアップグレードされた環境では Readmeの 「問題2」に記載されている現象が必ず発生するため、Patch 1を速やかに適用されることを強く推奨します。

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新機能も修正もかなりあります

   2.1 新機能
   ==========
   本Patchでは、次の新機能が提供されます。

   機能1:
     データベースのサイズまたは経過時間をもとにログを削除する機能を追加

     ServerProtectのログは「SpntLog.dbf」ファイルに記録されています。データベー
     スファイルのサイズまたは日数が設定値を超過した際に「SpntLog.dbf」ファイル
     のバックアップファイルを作成するよう、ユーザはServerProtectを設定すること
     ができます。バックアップファイルの作成後、ServerProtectは何も記録されてい
     ないデータベースファイルを作成し、バックアップファイルの名前を次のように
     変更します。

     データベースのファイルサイズが超過した際に作成されるバックアップファイルの
     名前は次のようになります。

     Spnt(YYYYMMDDhhmmss)_S.dbf

     データベースの日数が超過した際に作成されるバックアップファイルの名前は次の
     ようになります。

     Spnt(YYYYMMDDhhmmss)_D.dbf

     「YYYYMMDDhhmmss」には先頭から年、月、日、時間、分、および秒に対応する数字
     が入ります。

     たとえば、2001年10月24日午前10時53分12秒にファイルサイズの超過により
     「SpntLog.dbf」ファイルのバックアップファイルが作成された場合、
     ServerProtectはバックアップファイルの名前を次のように変更します。

     Spnt20011024105312_S.dbf

   手順1:
     このオプションを設定するには、次の手順に従ってください。

     1. 一般サーバでレジストリエディタを開きます。

     2. 次のキーを追加し、適切な値を設定します。

          パス: HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\TrendMicro\ServerProtect\
                CurrentVersion\SpntService
          キー: MaxDbSize (データベースファイルの最大サイズを指定します。
                           単位は「MB」です。)
                MaxDbDay (最大経過日数を指定します。単位は「日」です)
            型: DWORD
        初期値: このキーが存在しない場合、ServerProtectはデータベースファイルの
                サイズが10MBを超えた際、バックアップを行い、空のデータベース
                ファイルを作成します。

     3. 一般サーバを再起動します。

     注意: これらのキーは互いに独立しているため、片方のキーのみを設定することも
           できます。
   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
   機能2:
     拡張子の除外機能の追加

     特定の拡張子のファイルを検索対象から除外するよう、管理コンソールから
     ServerProtectを設定することができます。

   2.2 本Patchで修正される既知の問題
   =================================
   本Patchでは、次の問題の修正を提供します。

   問題1:
     初期設定でタスク検索から隔離フォルダとバックアップフォルダを除外できない
     問題

   修正1:
     本Patchの適用後は、[ScanNow] 設定を使用することにより初期設定でタスク検索
     から隔離フォルダとバックアップフォルダを除外できるようになります。
   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
   問題2:
     すべてのコンポーネントが最新であっても、配信処理にルートキット対策ドライバ
     が含まれる場合に、一般サーバが再起動する問題

   修正2:
     本Patchの適用後は、この問題が修正されます。
   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
   問題3:
     一般サーバから送信されたRPCコマンドをインフォメーションサーバが復号する際
     に、インフォメーションサーバで一般保護違反が発生する問題

   修正3:
     本Patchの適用後は、一般サーバから送信されたRPCコマンドをインフォメーション
     サーバが復号する際に一般保護違反が発生しなくなります。
   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
   問題4:
     ユーザが管理コンソールから一般サーバのログをクリックして表示した場合、
     一般サーバが予期せず停止する問題

   修正4:
     本Patchの適用後は、ログデータベースをクエリする際の排他的アクセスメカニズ
     ムが拡張され、この問題が修正されます。
   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
   問題5:
     ユーザがバックアップしたデータをインフォメーションサーバに復元した場合に、
     作成したタスクが正常に復元できない問題

   修正5:
     本Patchの適用後は、この問題が修正されます。
   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
   問題6:
     パターンファイルのアップデート後にCPUの使用率が高くなることがある問題

   修正6:
     本Patchの適用後は、ダメージクリーンナップサービス「tsc.exe」を無効にする
     オプションが追加されます。このオプションを使用することで、CPUの使用率が
     高くなる問題を修正できます。

   手順6:
     「tsc.exe」を無効にするには、次のキーを作成し、その値を「1」に設定してく
     ださい。

     パス: HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\TrendMicro\ServerProtect\CurrentVersion\
           SpntService
     キー: DisableTSCAfterPatternUpdate
       型: DWORD
       値: 「1」 = 「tsc.exe」を無効にします
           「0」 = 「tsc.exe」を有効にします
   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
   問題7:
     ServerProtect 5.58または5.7からServerProtect 5.8へ移行した後、一般サーバ
     の検索結果画面にスパイウェア検索ログが表示されない問題

     一般サーバとインフォメーションサーバが同じコンピュータにインストールされて
     いる場合、この問題は発生しません。

   修正7:
     本Patchの適用後は、この問題が修正され、ログが正常に表示されるようになりま
     す。
   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
   問題8:
     生成された通知メールのMessage-IDが正しくない問題

   修正8:
     本Patchの適用後は、この問題が修正されます。
   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
   問題9:
     ダメージクリーンナップサービス (以下、DCS) の実行に時間がかかった場合に、
     「SpntSvc.exe」がタイムアウトし、起動しない問題

     初期設定では、「SpntSvc.exe」が起動する際、「SpntSvc.exe」はDCSの実行が
     完了を待ってから起動プロセスを継続します。DCSの実行に時間がかかった場合
     に、「SpntSvc.exe」はタイムアウトし、起動しません。

   修正9:
     本Patchの適用後は、「SpntSvc.exe」がDCSの実行が完了するまで最大で20秒間
     待つようになります。20秒以内にDCSの実行が完了しない場合は、「SpntSvc.exe」
     は起動プロセスを継続します。これにより、「SpntSvc.exe」が正常に起動する
     ようになります。

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