【海の向こうの“セキュリティ”】 第45回:「無線LAN設置者にパスワード設定の義務あり」ドイツで判決 ほか -INTERNET Watch(情報元のブックマーク数)

ドイツすごいな。個人設置の無線LANで違法なダウンロードさせないように、適切なパスワードを設定を義務付けさせる判決がでたそうです。

ドイツの最高刑事裁判所は5月12日、インターネット利用者に対し、個人的に設置している無線LANを第三者による違法なダウンロードに悪用されないように、パスワードを設定することを義務付ける判決を下しました。
判決の中で、パスワード保護されていない無線LANを、第三者による音楽ファイルなどの違法ダウンロードに悪用された場合、最高で100ユーロ(約1万1000円)の罰金が科せられるとしています。
この判決は、ある音楽家が、自身の著作物である楽曲が違法にダウンロードされた際に使われた無線LANの所有者を訴えたことを受けてのもの。当該無線LAN所有者は、違法ダウンロードが行われた際には休暇中で不在だったそうですが、裁判所は、無線LAN所有者には第三者による悪用を防ぐ義務があるとした上で、その義務を怠ったと認定したわけです。ただし、裁判所が認定したのは、無線LANにパスワードを設定せずに第三者による悪用を許してしまったことのみであり、著作権侵害についての責任は認定していません。

【海外セキュリティ】 第45回:「無線LAN設置者にパスワード設定の義務あり」ドイツで判決 ほか - INTERNET Watch Watch

screenshot