Blu-ray版「風の谷のナウシカ」は7月14日発売 -AV Watch(情報元のブックマーク数)

一度劇場で見たかったなぁ。

ナウシカ」をスクリーンで見た。26年ぶりの再会だ。そばには、宮さん(宮崎駿)がいた。試写室が暗くなると、緊張した。手に力が入り、汗ばんだ。そして、「ナウシカ」が始まった。いつも、映画を作り終わると、ぼくらは二度と見ないし、また、見たくない。でないと、次に行けない。しかし、今回は特別の事情があった。

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ジブリ自体はデジタル化によってざらっと感とか無い色とかこだわってますしねー

仕事が終わって帰宅すると、宮さんは、ディズニー・チャンネルをよく見る。そこで、放映されているのは、デジタル処理で“お色直し”した昔の作品群だった。冒涜ですよ。あれは。今回の話が持ち上がる前から、宮さんは、デジタル処理に関して、否定的な意見を吐いていた。過去の名作が、デジタル処理を施すことで、色にぎらつきのある、品のない作品になってしまっている。ああだったはずがない。あれは、作った人に対する冒涜ですよ。年数が経てば、作品が古ぼけて見えるのは当たり前。ぼくにしても、そうやって過去の名作を見てきた。それをいくら技術の進歩があったからといって、新品にしてしまう権利がだれにあるのか。それが宮さんの意見だった。

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ナウシカ続編か・・・ないか。宮さん的には完結らしいし。

一日経って、奥井さんが、僕の部屋にやって来た。宮崎さん、泣いていましたよね。あれは……。ぼくは、こう答えた。「ナウシカ」は、まだ終わっていない。ぼくも宮さんも、カットごとに、そのときに起きた出来事をすべて覚えている。そりゃあ、後悔もあるし、これでよかったということも含めて。

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