DSソフトは“映画の著作物”、海賊版をダウンロードしたら違法 -INTERNET Watch(情報元のブックマーク数)

もっと、海賊版のダウンロードやマジコンの問題を周知させたら、「知らなかったでは済まない」ようになりますね。

最近ではニンテンドーDS用ゲームソフトの海賊版配信も問題となっているが、“コンピュータープログラム”については、現状ではダウンロード違法化の対象として明示されていない。コンピュータソフトウェア著作権協会ACCS)では以前より、コンピュータープログラムの著作物についても対象にすべきと訴えており、この点については文化審議会の法制問題小委員会において議論される予定となっている。

しかし、ACCSで法務担当マネージャーを務める中川文憲氏は、現行の改正著作権法においても「ゲームソフトは、ダウンロード違法化の対象に含まれる」と主張する。ゲームソフトは“映画の著作物”に該当するため、ダウンロード違法化の対象とされている“映像”に含まれると解釈できるのだという。

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ゲームソフトもダウンロード違法化の対象。プログラムが著作物になるかどうかは検討中らしい。

文化庁著作権課の川瀬真氏は、「一般的にゲームには『プログラム』の側面がある一方で、『映画の著作物』としての側面もあるというのが通説」と前置きした上で、映画の著作物に該当するゲームソフトもダウンロード違法化の対象に含まれると説明する。

しかし、前述したように、コンピュータープログラムの著作物が、ダウンロード違法化の対象となる著作物になるかどうかについては、現在も法制問題小委員会の検討事項とされている。

ダウンロード違法化が検討された私的録音録画小委員会の報告書にも、ゲームソフトを含むコンピュータープログラムが、ダウンロード違法化の対象に含まれるという記述はなく、法制問題小委員会での検討結果を待つことになっている。

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なんと、Winny・ShareでDSソフトが全タイトル入手可能とは・・・被害総額38億円?!まぁ、計算があれだがxダウンロード数って話だな。

WinnyやShareで、DSソフトの全タイトルが入手可能な状況

「ゲームソフトがダウンロード違法化の対象である」とACCSが訴えるのは、ファイル共有ソフトを介した違法流通に歯止めをかけたいためだ。中川氏は、海賊版DSソフトの流通状況について、「WinnyやShareでは、国内で販売されているDSソフトの全タイトルが入手可能な状況」と被害の深刻さを訴える。

ACCSが2009年8月23日に実施した調査によれば、ShareネットワークにアップロードされていたDSソフトのファイル数は4万6541ファイル。1つのファイルに複数ソフトが詰め合わされていたものを考慮すると、合計90万314ファイルに上るという。

また、Shareネットワークにアップロードされていたファイル数をもとに、ニンテンドーDSソフトの平均小売単価を4300円として試算したところ、被害相当額は38億7135万200円に上ったとしている。

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正規ダウンロード以外は非正規ダウンロード。要注意。

ACCSでは「ゲームソフトがダウンロード違法化の対象である」ということについては「あらゆる場面で発言はしている」ということだが、「まだ一般の方々に届いていないという声が強いようであれば、ユーザーのみなさんを守るという観点からも、より積極的に啓発活動を行っていきたい」という。

ただし、エルマークのような制度は考えていない。ACCSの会員企業で被害が大きいのは、ニンテンドーDSプレイステーションXboxといったゲーム機用のソフトだが、これらのソフトの正規ダウンロード配信は、そのプラットフォームを通じて、またはプラットフォームメーカーのWebサイトを通じて行うかたちとなっており、「それ以外からのダウンロードはすべて違法」であるためだ。

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