セキュリティに関する意志決定の方法,ベライゾン・ビジネス調べ - 世界のセキュリティ・ラボから:ITpro(情報元のブックマーク数)

セキュリティ業界の意思決定。

2009年9月末,セキュリティ業界がどのような方法で意志決定しているかをテーマにブログ記事を書いた。それから若干の検討を行い,様々な組織でよく見かける意志決定「方法」の一覧を作ってみた。さらに,比較しやすくするために読者の経験についても簡単に調査した(その際,意志決定方法をいくつか増やした)。圧倒的に多く使われている方法はなかったが,調査結果を以下に掲載しておく。

セキュリティに関する意志決定の方法,ベライゾン・ビジネス調べ | 日経 xTECH(クロステック)

やっぱり定性的リスク分析ですか・・・

何らかの「定性的リスク調査」が,多く実施されているだけでなく,回答者が最も多い項目になったことには驚いた。どのような人がこの方法で意志決定しているのか,もっと詳しく調べてみたい。「最適化」という回答者が2人いる点も興味深い。セキュリティ調査の最適化に数学プログラミング・モデルを適用したことはあるが,データに「明確さ」と高い正確性が求められるため,実際の利用は難しいと分かった。そして、最も驚いた結果は,セキュリティの意志決定に「ファジー理論」を使っている,という回答が2件あったことだ。これについては,後できちんと追跡調査する。入手可能なデータの精度などが高くない状況では,ファジー理論ベースの方法は有望なのではないだろうか(この点については,現在調査を進めている)。「たくさん」の「失敗」を定量的なデータに変換できる優れた方法なら,セキュリティ業界に受け入れられるだろう。

セキュリティに関する意志決定の方法,ベライゾン・ビジネス調べ | 日経 xTECH(クロステック)

screenshot