SAP が実現したERPとBI の融合による新たな価値の提供(1/3):企業のIT・経営・ビジネスをつなぐ情報サイト EnterpriseZine (EZ)(情報元のブックマーク数)

ERPとBIが融合してあらたな経営的視点を提供って漢字化。まぁ分析がエンドユーザで出来るのはすばらしいですね。

ERPの特長は、業務プロセスを整理し効率化してコストを下げることで、ビジネスそのものを効率化することである。そして、そこから新たなビジネスの変革を起こすことだ。従来のERPは、よりスムーズにプロセスを回すことが主流だった。システム的にデータが滞りなく受け渡されるようにプロセスを効率化するには、実行されるさまざまなワークフローのポイントごとに、ユーザーが介在し判断して承認を先に進める。
SAPでは、さまざまな判断に必要となる情報をERPから抜き出し、ユーザーに提供する機能は持っていた。これを活用することで作業は大きく効率化できたが、Business Objectsとの融合では飛躍的な向上が可能となり、より正確な判断が行えるのだ。
たとえば、従来の仕組みでは自動的にアラートなどは出せても、それ以上はユーザー自ら別のツールを立ち上げ、必要な情報にアクセスし分析を行う必要があった。これが、SAPのERP とBusinessObjects との融合を果たした結果、過去の関連情報を示すのはもちろん、必要な関連分析画面まで自動的に提示し、それを用い業務プロセスの流れを中断することなく瞬時に判断することが可能となった。つまり、ユーザーがERPを利用していて判断が必要となるポイントに到達したならば、自動的に次にどうするべきかがリコメンドされる。
SAPは、ERPベンダーとして、業務アプリケーションについては業界でもっとも知識も経験もあると自負している。とはいえ、従来の仕組みだけでは分析を行うデータをERPから取り出してくるのは、それなりに苦労する作業だった。どこから何をどういう形でとってくるかをあらかじめ決めなければならず、それが完成して初めて必要な情報が収集できる。

SAP が実現したERPとBI の融合による新たな価値の提供 (1/3):EnterpriseZine(エンタープライズジン)

BusinessObjectsはキューブにデータロードとか不要なんだ。へぇ。

これに対しSAP BusinessObjects のユニバース機能を用いれば、事前に分析に必要なデータモデルを定義しておくだけで、仮想的に分析環境を準備できる。実データのロードは必要ないので、夜間バッチでデータウェアハウスやデータマートを更新する必要はない。さらに、仮想なのでユーザーごとに個別に環境を用意することも容易だ。ユーザーが必要とするデータだけにアクセスできればいいので、扱うデータも減りパフォーマンス面でも優位に働く。

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