「時代の要望に応じて、自社開発でセキュリティ機能を拡充する」、カスペルスキーCEO - Enterprise Watch(情報元のブックマーク数)

今勢いのあるKaspersky。AVARでもすごく勢いと人の数が多かったカスペルスキー。基本のウイルス対策をしっかりする必要が必要との話は、確かに・・・でも統合的に対策ってのもこれから必要だと思うけどなぁ。。。ひとつの視点じゃなくね。

―企業向けの市場では、ウイルス対策ソフトを導入していない企業はほぼないという状況で、シェア拡大=ほかのベンダーからの乗り換え、ということになりますよね。ただ、一般ユーザーから見ると、どの製品も似たようなものに見えてしまいがちで、なかなかアピールがしづらいので、ほかのベンダーでは、例えば差別化のために暗号化の機能を統合するなど、明確な機能面での差別化を図っています。こういったことについては、どう考えていらっしゃいますか?

カスペルスキー

SymantecMcAfee、Sophosといった企業は、総合セキュリティベンダーを狙って企業買収を進めてきましたが、そうすると、どこにフォーカスしているのかがぼやけたり、リソースが分散したりしてしまいます。それぞれの機能がもっとも良いものを提供できているのか、という点にも疑問符が付きますね。実際に、こうした企業は昨年、今年とほとんど成長していません。一方で、成長しているのは、当社やBitDefenderAVGなど、ウイルス対策に特化している企業なのです。
とはいえ、ウイルス対策だけですべてを賄えるとは考えておらず、例えばDLP(データ流出防止)は、今後のセキュリティを語る上で外せない機能だと考えています。ただし、(DLP製品を持つ企業を)買収してきたとしても、もともとは別製品なのですから、統合的に見せることができても、1つの管理ツールで管理することなどは難しい。そこで当社は、自社内にDLPを開発するチームを設けて、開発を進めています。

「時代の要望に応じて、自社開発でセキュリティ機能を拡充する」、カスペルスキーCEO - Enterprise Watch Watch

MSEが出てカスペルスキーとしてどうかと言う話。無料になっても特に影響は無いとの見解、まぁちゃんと買ってる人は買ってますしね。

エンタープライズとはあまり関係ないお話ですが、先日、Microsoftが無償のウイルス対策ソフト「Microsoft Security Essentials(MSE)」を提供されましたよね。これによって、セキュリティ業界に大きな影響はあるのでしょうか。

カスペルスキー

MSEが出る前に、Microsoftは「Windows Live OneCare」という製品を提供していましたよね。巨大企業が当社の主戦場に製品を出してきた、ということで、脅威になるかもしれないものだったのですが、影響はありませんでした。無料になったからといって、ユーザーの選択肢に入ってくるのでしょうか? ウイルス対策というのは、常に進化する必要のある、コストのかかる分野で、相当に“しんどい”です(笑)。無償の、利益を生まないところに、Microsoftがたくさんのリソースをかけるとは思えませんし、今後も影響は出ないのではないでしょうか。

川合氏

無償のウイルス対策ソフトを使うユーザーは、もともと、当社のユーザー層とはぶつからないと考えています。日本でも、無償のソフトはさまざまな企業が提供していますが、これまでも影響はほとんどありませんでしたしね。

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