SAPジャパン、経営管理を支援するソリューションの新版−構成製品の統合化を実現 - Enterprise Watch(情報元のブックマーク数)

SAPが企業パフォーマンス管理を支援するEPMの新版を出したとのこと。

SAPジャパン株式会社は10月7日、企業パフォーマンス管理を支援するソリューションの新バージョン「SAP BusinessObjects Enterprise Performance Management(EPM) 7.5」を発表した。同日より順次提供を開始する。
SAP BusinessObjects EPM7.5は、「Profitability&Cost Management」(収益性とコスト管理)、「Financial Consolidation」(財務連結)、「Intercompany」(内部取引照合)、「Strategy Management」(戦略管理)、「Financial Information Management」(財務情報管理)、「Planning&Consolidation」(計画立案と収益予測)の6製品で構成される。今回の新版では、各製品において機能強化を図るとともに、製品群の統合化を実現。EPMとGRCのソリューション横断型シナリオも実現可能となった。また、SAP NetWeaverとのさらなる統合も行っている。

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色々なことができるがBIとかBWとかがキーか。

今回の新版における各製品の特徴と主な強化ポイントは、以下の通り。
Profitability&Cost Managementの製品機能概要
Intercompanyの製品機能概要
Profitability&Cost Managementは、高度なコストアロケーションの機能と多次元での“What if”分析の機能を活用し、組織の収益構造を可視化する製品。新版では、SAP NetWeaver BWとのデータ連携、およびSAP BusinessObjects Voyager/OLAP Universeとの連携を実現した。
Financial Consolidationは、企業の会計システムから連結に必要な情報を収集し、連結システム内で制度連結および管理連結を行う製品。新版では、マニュアル修正仕訳機能の向上、トレースレポート機能・精度の拡張、Xcelsiusベースのダッシュボードの搭載、SAP NetWeaver BWキューブのデプロイメントなどの機能強化を行っている。
Intercompanyは、決算処理の高速化のために、部署間で直接コミュニケーションを行い、残高を照合することで、全社レベルおよび部署レベルでの遅延を解消する製品。新版では、SAP BusinessObjects Financial Consolidationのマスタデータを直接インポート可能にするとともに、レポーティングの出力レイアウトを向上した。
Strategy Managementは、ビジネスゴールの設定から戦略の立案、またハイレベルの目的から業務メトリクスのレベルまで、パフォーマンスを監視、管理する製品。新バージョンでは、Planning&Consolidation, version for the Microsoftとのデータ統合を実現したほか、ホームページ・スコアカード・コンテキストなどの拡張を図っている。
Financial Information Managementは、ビジネスユーザー向けの優れた接続性、マッピング、およびロードに関する機能を提供する製品。これにより、元データから公開用まで幅広い情報を、コンプライアンスに対応した、信頼性の高い、使いやすい形で提供可能となる。新バージョンでは、SAP ERPを抽出ソースとして、Financial ConsolidationおよびProfitability&Cost Managementへのデータインポートを可能にしている。
Planning&Consolidationは、企業のあらゆる職務レベルにおいて、より適切な計画を策定するとともに、計画サイクルを短縮し、関連コストを削減する製品。version for the Microsoftの新版では、SAP BusinessObjects BIツールとの統合、Financial Information Managementとの統合を実施したほか、Business Process Flowsの機能拡張、ユーザビリティ拡張を行っている。また、version for the SAP NetWeaverの新バージョンでは、SAP BusinessObjects BIツールとの統合に加え、SAP NetWeaver Explorerレポートへの対応、スクリプトロジックおよび連結機能の拡張、SAP NetWeaverおよびERPとの統合強化などを図っている。
ビジネスユーザー&プラットフォーム事業本部 副本部長の桐井健之氏
これら製品の統合ソリューションで実現するデータ連携としては、例えば、Financial Consolidationで連結処理されたデータを分析する場合、同製品のWebレポートを使用することも、SAP NetWeaver BWのレポートを使用することもできる。また、SAP NetWeaver BWの分析レポートから、データフロー定義に従って、SAP ERPの詳細情報にドリルバックすることも可能となる。

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