現役中学生「厨房IT」の、OS開発に明け暮れた夏休み − @IT自分戦略研究所(情報元のブックマーク数)

d:id:atcorp:detailの中学生探訪日記(違

いや、すごい中学生だ!!!

飯田さんは、「厨房(≒中坊)」というだけあって、現在15歳、中学3年生です。中学2年生のとき、YLUGの「カーネル読書会」に参加して話題になりました。その後も、さまざまな勉強会やイベントに足を運ばれており、今年はセキュリティ&プログラミングキャンプ2009のプログラミングコース OS自作組に参加されました。

現役中学生「厨房IT」の、OS開発に明け暮れた夏休み (1/2):ライバルに学べ! 学生スターエンジニアに聞く(2) - @IT

いきなりOSが作りたい!!!って、すごいぞ!

飯田 最初に触ったのはC言語でした。自分で「OSを作りたい」と思ったんですよ。そのきっかけは小学校6年のころです。当時、頑張ってお年玉やお小遣いを貯金してパソコンを買ったんですけど、電源を入れても、黒いバックに白い字が表示されるだけで、起動しなかったんです。「あれ、これ起動しないじゃん……?」って。しばらくして「OSを入れなきゃいけないんだ」ということに気付いて、どうしようかといろいろ調べました。Windowsは高価だし、困ったなぁ、と。そこでLinuxの存在を知って、これなら無料だし、ちょうどいいと考えてインストールしたんです。

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伊藤さん++、どこにでもいる伊藤さん++!!!

いろいろな勉強会やイベントに参加

―― 飯田さんといえば以前、YLUGカーネル読書会に参加して話題になっていましたよね。最近もいろいろな場所でお見掛けします(筆者注:筆者は飯田さんと、カーネル読書会Python Code Readingの会場でお会いしたことがある)。勉強会やイベントに非常に積極的に参加しているようですが、参加し始めたのはどういうきっかけなのですか? 専門学校生や大学生、社会人の方でも、初めて勉強会に参加するときは躊躇(ちゅうちょ)があると思うのですが、飯田さんの場合はいかがでしたか?
飯田 最初は、Javaを勉強しながらサン・マイクロシステムズセミナーに参加するようになったのがきっかけです。YLUGカーネル読書会にいきなり行ったわけではありませんでした。
―― 確かに、比較的フォーマルな感覚のセミナーであれば、コミュニティベースのIT勉強会より参加しやすかったかもしれませんね。
飯田 そうですね。その後、去年の12月ごろ、「Sun Tech Days」というイベントに参加したときに、なぜか急にマイクを持ってスピーチをすることになったんですよ。「自己紹介どうぞ」っていわれて。そこでスピーチにならないスピーチをさせていただいたとき、スタジオブックマークの伊藤(正宏)さんが会場にいらっしゃって、カーネル読書会に誘ってくれたんです。

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d:id:Pasta-K:detailとd:id:kabiy

―― 最近は、ネットで知り合ってイベントを企画して、イベント当日に初対面……ということも珍しくないみたいですね。
飯田 最近だと、pastaさんとか原上ソラさんとか、自分と近い世代の人もすごく活躍していて、刺激を受けます。ライバルでもあるし、仲間としてやっていきたいと思いますね。

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ここがこのインタビュー一番の盛り上がりだった模様w

■ 今後の活動予定は「まずはOSC!」
―― 最後に、今後の意気込みを語っていただけますか。
飯田 まずは来年、キャンプのチューターとして頑張れるように、引き続き勉強していきます。あと、Bino98さんとのプロジェクトも、近日中に本格的な活動を始めていく予定なので、しっかりとやっていきたいと思います。それ以外には、10月に日本工学院専門学校で開かれる「オープンソースカンファレンス(OSC)2009 Tokyo/Fall」でライトニングトーク(LT)をやりたいと思っています。
―― おお、OSCでLTやるんですか。それは、どこかのブースやセミナーの一員として参加する予定なんですか?
飯田 いえ、特にどこかの団体で出るという予定ではないんですよね。「学生の勉強会への参加」について話したいなぁと思っているんですけど。で、どうやって出展しようかなぁと……。
―― それ、めちゃくちゃいいですね。一緒にチーム作って講演登録しちゃいましょうか。
飯田 おおー! すごくやりたいです。ぜひやりましょう。
―― それについてはこのインタビューの後で具体的に話を進めていきましょう。これも1つのつながりですね。よろしくお願いします。今日はありがとうございました。
飯田 こちらこそよろしくお願いします。ありがとうございました。

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