キャパシティ・プランニングの進め方 - 上流工程-設計:ITpro(情報元のブックマーク数)

キャパシティプランニング(ネットワークも含む)はどこのポイントで行うか、そのあたりって難しいですね。

平均で見ても駄目だし、、、、重要度や実行頻度から負荷を検討か・・・

最初のフェーズでは,ユーザー企業の情報システム担当者や利用部門などへのヒアリングを基に,システムにかかる負荷と性能要件を洗い出す。具体的には業務の種類や処理の量,実現すべき処理時間などである。

 トランザクション処理ならば,処理ピーク時や通常時の毎時/毎分/毎秒当たりの処理件数や1件当たりのデータサイズ,バッチ処理ならば日次/週次/月次当たりの処理件数,それぞれの処理における許容時間,1件当たりのデータサイズなどが必要不可欠な情報となる。例えばECサイトで顧客が商品を注文するトランザクション処理ならば,「トランザクション1件当たりのターンアラウンドタイムを2秒以内に押さえる」,「営業時間中には,毎秒500件のトランザクションを処理する」といった具合だ。

 ただし,すべての業務について負荷情報を収集する必要はない。「業務の中には,営業時間中にはめったに実行されなかったり,処理時間が問題にならないものがある」(クロスリンク・コンサルティングの野瀬純郎取締役)。そこで,重要度や実行頻度などを基にして,いくつかの業務*1を選び出し,その負荷を検討する。

キャパシティ・プランニングの進め方 | 日経 xTECH(クロステック)

ネットワークでも使える手ですね。静的積算

「静的積算」とは要求性能とハードウエアの性能緒元を基に,予測される処理時間を机上で計算する手法だ。前ページの図2に示した例では,要求性能を単位時間当たりの処理量である「最大スループット500TPS(トランザクション/秒),ターンアラウンドタイム1秒以内,プロセサ使用率70%以下」とし,仮システムで用意したデータベース・サーバーが,この要求性能を満たすことができるかを計算している。

キャパシティ・プランニングの進め方(2ページ目) | 日経 xTECH(クロステック)

実際にモデルプログラムを作って予測して計算する、実際のネットワークを流してみて×○名で・・・ってやつですね。

シミュレーションとは,発生する処理の種類と量,評価項目などを定めたモデル・プログラムを作って,コンピュータ上で性能を計算・予測する手法である。静的積算に比べてモデル作成の手間とコストがかかる。だが,様々な業務に応じてプログラムを作れるという柔軟性がある。また一度プログラムを作ってしまえば,パラメータを変更するだけで状況の性能を予測することが可能だ。

 ここで注意してほしいのは,実際には「製品の組み合わせが複雑だったり収集したワークロード情報の精度が低いなどの理由から,性能を1つの手法だけで評価するのは難しい」(デル・プロフェッショナル・サービス事業部の諸原裕二技術統括部長)ことだ。そのため,「通常は複数の評価手法を組み合わせて利用する」(同)。例えば静的積算でシステム構成の概略を評価し,処理量の変動によるプロセサ使用率の変化を確かめるためにシミュレーションを利用する,といった具合だ。

キャパシティ・プランニングの進め方(2ページ目) | 日経 xTECH(クロステック)

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