[セキュリティのずさんな実態]診療データを持ち出す医者 - すごい現場:ITpro(情報元のブックマーク数)

論文完成のためと、個人情報漏洩・・・

今野氏も,診療データは病院内のしかるべき場所で厳重に管理し,院外への持ち出しを原則として禁止すべきだと考えている。罰則も含めた規定を設け,個人情報の取り扱いにかかわる誓約書を医師に求めた。だが,医師たちは猛反発した。今野氏は,誓約書の提出をそれ以上強く求めることができなかった。

 医師たちが猛反発する背景には,さまざまな理由がある。例えば医師が論文を執筆するためには,100人分くらいの臨床データ(診療データ)が必要不可欠である。同病院の医師たちも,このデータを自分のノートPCに勝手にコピーして,病院外に持ち出しているのだ。

[セキュリティのずさんな実態]診療データを持ち出す医者 | 日経 xTECH(クロステック)

これはひどい・・・酷すぎる・・・まぁ、保険はかかっているか・・・うーん、モラルが・・・

医師たちはもちろん,個人情報保護が大切なことを決して理解していないわけではない。医師向けに個人情報漏洩の賠償責任を補償する保険もあり,多くの医師がこれに加入している。
ただ,今野氏の目にはこの種の保険が「診療データの保護をかえって阻害する要因」に映る。保険は実際に何か起きて,賠償責任が発生したときに金額的な損失を補償するもの。医師が保険に加入していることで,「逆に安心して診療データを持ち出せる」風潮があると今野氏は感じている。

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症例に対して名前は要らないので匿名化をするとか、あるんですが・・・・実データは持ち出せないようにするとか、システム側でも色々考えているんだろうなぁ・・・

「セキュリティは利便性を損ねる」。これはどうしても避けられない一面だ。無理解で身勝手なユーザーがそれを理由にセキュリティ対策に協力しないなら,ユーザー自身がセキュリティ・ホールになりかねない。しかも,現場によっては,そのセキュリティ・ホールをふさぐ有効な手立てが見つからないこともあり得る。この病院は,その典型例と言えるだろう。

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