FIRSTの国際会議が開催:セキュリティインシデントへの対応では、何を考えるべきか (1/2) - ITmedia エンタープライズ(情報元のブックマーク数)

世界すべてはTCP/IPで繋がっていて、境界も曖昧らしい

例えば、東京メトロでは5路線の運行管制を12人のスタッフで切り盛りしていること、集中豪雨(ゲリラ豪雨)による洪水対策のための下水道のセンサーネットワークなどを紹介し、これらのほとんどがTCP/IPによって接続されていると述べた。また、ネパールのカトマンズのような都市でも、ECサイトやネットカフェが増え、政府の政策もあり急速にIT化が進んでいる現状も報告した。
山口氏によれば、このようにあらゆる業種や機関にITやIPネットワークが浸透していくと「境界があいまいになる」という。情報セキュリティではコンピュータやネットワークだけの話にとどまらず、企業や業界、所轄官庁といった区分ではセキュリティ対策はおろか、業務そのものもが機能しなくなるということだ。

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コストセンターか・・・・そうなるよなぁ、組織のセキュリティ対策部門

2008年からの経済不況によって、組織のセキュリティ対策部門は「コストセンター」として逆風にさらされている。攻撃者にとっては、この状況はまさに願ってもない状況であり、金銭を狙った攻撃のモチベーションが高まり、防衛側も手薄になる。山口氏は、「非常に憂慮すべき状態だ」と警鐘を鳴らした。

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