IBM 1本のケーブルで複数のネットワークに接続 - Japan(情報元のブックマーク数)

イーサネットoverファイバでストレージとイーサネットを共同利用するそうです。

従来、ブレード・サーバーがインターネットに接続する際は、TCP/IPプロトコルによって、イーサーネット・ケーブルを使って通信を行い、ストレージに接続する際は、主にファイバー・チャネルのプロトコルによって、光ファイバー・ケーブルで通信していました。

本製品をブレード・シャーシに搭載し、ブレード・サーバーと接続することで、1本のイーサーネット・ケーブルの中で、インターネットへのデータ転送とストレージへのデータ転送を同時に行います。これは、イーサーネットの規格で定められた長さに分割した転送データのパケット内にファイバー・チャネルの信号を一体化させて、ファイバー・チャネル・プロトコルで通信する「Fiber Channel over Converged Enhanced Ethernet(FCoCEE)」と呼ばれる先端技術によって、実現しています。両データ転送はイーサーネットおよびファイバー・チャネルでは業界最速の毎秒10ギガビットの速度となり、「IBM BladeCenter H」のシャーシに本製品を4個搭載した場合では、毎秒1.92テラビットと従来製品より約9%増の速度での通信が実現します。また、本製品の外部接続の性能においては、外部接続ポート数が従来の6本から10本に増加し、通信速度は約1.7倍の毎秒100ギガビットとなります。本製品により、物理的に1本のケーブルと1個のアダプターで複数のネットワークに接続することができるため、ケーブルやアダプターの数も削減されます(*)。これにより、システムの消費電力が削減されるだけでなく、保守や管理も容易になります。

http://www-06.ibm.com/jp/press/2009/07/0602.html

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