暗号技術に“寿命”があるって本当?:selfup(情報元のブックマーク数)

暗号と寿命。永久に使える暗号なんてない。森井先生も言われていましたね。

一般的な暗号技術は,コンピュータの計算能力が向上すれば安全性が低下します。また,新しい解読アルゴリズムが発見されれば,少ない計算量で解読される可能性があります。つまり,十分に計算能力が向上したときや,有効な解読アルゴリズムが発見されたときが,暗号技術の“寿命”です。

 例えば,米国政府が規格化した暗号方式であるAESの128ビットの暗号鍵は,450MHzのPentium IIを使うと約 10の25乗 年で破れるという試算があります。これは10兆年の1兆倍と,地球の寿命よりもはるかに長い年月です。

 けれども「CPUの性能は18〜24カ月で約2倍に向上する」というムーアの法則を考慮すると,CPUの性能は30年後には数万〜100万倍に,100年後には1000兆〜10の8乗 兆倍に向上しており,AESの解読も現実性を帯びてきます。

暗号技術に“寿命”があるって本当? | 日経 xTECH(クロステック)

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