要望フィルタリングの匠 − @IT自分戦略研究所(情報元のブックマーク数)

上流工程は要望→要求の間のフィルタリング失敗が大きな要因とのこと。

プロジェクト失敗の大きな要因は、要望から要求に落とす段階で行われる(要望の)フィルタリングの失敗にある。フィルタリングがうまくいくかどうかによってシステムスコープの安定性が変わってくるからだ(『上流工程で成功する人、つまずく人』、p.16)。本書は、収集した要望をどうフィルタリングするか、要求を獲得する技術者のスキル、要望収集までの準備、収集した要望の扱い方について述べている。

要望フィルタリングの匠 − @IT自分戦略研究所

結局ユーザがどこを見て、何に向かっているのかをしっかり押さえた上で、収集した要望をフィルタして要求とするのが要件定義の難しいところですよね。

第4章では、要望収集プロセスパターンについて述べている。うまく要望を収集できる人とできない人の違いは以下の5つのステップを踏んでいるかどうかだと著者はいう。
ステップ1 「ビジネスに関する問題」「システムに関する問題」のどちらに属す問題なのかを区別する
ステップ2 何が問題なのかを「獲得」する
ステップ3 何をしたいのかを「獲得」する
ステップ4 どのようにしたいのかを「獲得」する
ステップ5 1から4を実施してから要望を収集する

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