壊れたHDDのデータを救出 火災、水没の被害も何のその:インタビュー(情報元のブックマーク数)

すげぇーーー物理的に壊れても8割復旧できるとのこと。

データ復旧技術の第一人者。「物理的に壊れたHDDでも8割は救出できる」と自信を見せる。火災や水没の被害に遭ったパソコンさえ復旧できるというから驚きだ。帳簿データを失った経理マン、工事写真を消失した現場監督…。大切なデータの復活に望みをつなぐ人々が、今日も駆け込んでくる。

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交換はわかるけど・・・円板が傷ついたら・・無理だよねぇ。

簡単に言うと、故障した部品を互換性のある部品と取り替え、記録メディアを復活させたうえで、なかからデータを取り出しているのです。

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意外と安い・・・・・

まず1つは、故障の内容です。ファイルシステムなどが壊れている「論理障害」か、それともHDD自体が故障している「物理障害」かによって、料金を分けています。当然、物理障害のほうが修理のコストがかかるので、その分、高くなります。
 もう1つは、HDDの容量です。データを復旧するときは、内部の記憶領域を1つ1つ調べて復旧していくので、容量が大きいものは当然手間もかかり、料金も高くなるのです。
 この2つの条件を勘案して料金を決めていますが、大体10万円から30万円の幅に収まることが多いです。平均すると20万円を少し超えるくらいでしょうか。

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復旧データの内容を見て発注とのこと。

実は、お客様に見積書を出す前に、壊れたHDDを無料で診断し、どこまでデータを復旧できるか、かなり詳しく調べているのです。ですから、見積書を出すときには、復旧できるデータのリストも一緒にお渡ししています。こうした段階を踏んで契約を結ぶほうが、依頼者も安心できるからです。
 実際、見積書とデータリストを渡すと、約9割の方が実際に復旧業務を発注してくれます。反対に、金額を見て「やっぱり止めた」という人は1割くらいしかいません。見通しさえ立てば、やはり依頼に踏み切る人が多い。皆さん、それだけ切実だということですね。

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へぇー軽度な傷はいけるんだ!

最も厳しいのは、ヘッドとディスク(円盤)が何度もクラッシュし、ディスクに大きな傷みが生じた場合です。軽度の傷みなら、正常な部分のデータを読み出し、それをかき集めてまとまったデータを取り出すことができます。ところが、重度のクラッシュだと、それすら不可能なのです。

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注意しておこう。1日休ませたらとかおもっちゃうもんね。

多くのユーザーは「パソコンを1日休ませたら、読み出しエラーが直るかもしれない」と思って翌日またトライする。これがよくありません。繰り返すうちに、ディスクの傷みはどんどんひどくなり、最後は修復不能に陥ってしまうのです。
もう1つは音です。よくHDDから「キーン」という音がすることがあります。この異音の発生は、ヘッドが微振動を起こしている危険な兆候です。これを放置すると、ディスクと正確な距離を保てなくなり、クラッシュが起きやすくなります。
こうした読み出しエラーや異音の発生は、いわば末期症状です。異変に気付いたら、そのまま使い続けるのではなく、なるべく早く修理に出してほしい。それが、手遅れを防ぐための、最も重要なポイントだと思います。

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