やっぱりERPは使いづらい?〜軽視されがちなユーザインタフェースこそが満足度アップの鍵:企業IT部門の変革を支援するエンタープライズ実践情報サイト EnterpriseZine(情報元のブックマーク数)

ERPは全てマスターの整備が大切。本当に大切。マスターチームが出来るくらい大切。

ERPは全社にまたがって業務を統合するものですから、従来システムのように部門に最適化された仕組みではありません。つまり、自分の業務には必要の無いデータ入力も、他部門が処理するために必要となるのです。

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例えば、お客様を管理するための顧客マスタを考えてみても、営業部門の受注活動に必要な情報と、経理部門の請求処理に必要な情報はぴったりとは重なりません。従って、その新規登録や更新変更などは結構大変な作業になります。ERPは、会社全体としてはムダや間違いを省く仕掛けになっているのですが、現場担当者の個々の作業は増えますし、さまざまなデータを細かく入力しなければならないため、大抵の場合は現場の作業効率は低下します。

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反対仕分けが、本当に面倒ですよねぇ。。。取り消しは本当に大変・・・それもテスト入力が入ったもんなら・・・・

従来のERPはその操作性にも課題がありました。例えば、1つの処理を行うために多くの画面を経る必要がある上、各入力画面が似通っていることもあって間違いが発生しやすいという欠点があります。

 間違ったデータを入力してしまった場合は、その修正には大きな手間をかけなければなりません。最悪のパターンだと、反対仕訳伝票を入力しなければならないこともあります。誤入力データを相殺して、再度ゼロから正しいデータを入力し直すというかなり面倒なオペレーションが求められるわけです。「一度ERPに取り込んでしまった誤データや入力間違いをもっと簡単に取消できれば良いのにと」という声を本当に良く聴きます。

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ERP導入したら、効率低下することなんて当然、当たり前じゃん。4倍とか5倍とか言われてましたよね。

ERP導入による受注業務の大幅な効率低下は完全に想定外であった。情報システム部門にはユーザ部門からクレームが相次いだ上、ERPの受注処理に関連する業務負荷が残業時間を倍増させているという報告書が提出されたことから、ついに社長から至急の対応を指示されることとなった。

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フロントを置くのは良い考え、コミットが遅れるが操作性を上げること、入力性を上げることが出来る

でも、バージョンアップ時は注意が必要。せっかくバージョンアップとかが楽になるERPで外付けフロントで死なないように。

情報システム部門が、フロントシステムを使って従来の販売管理システムの受注入力画面を再現。これによって受注入力の操作性は向上し作業時間は短縮できた。

 次に入力支援機能として、同じ得意先の受注一覧表示とその受注伝票照会機能をフロントシステム側から別画面で呼び出せるようにした。

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海外と日本の文化の違いかもしれませんね。向こうでは入力だけをする人を雇ったりして、その入力技術力を買ったりしますよね。

日本の場合は、ERPなんか入力慣れている人がいないし、普通に経理をしながら・・・とかながら入力が多いですからね。

ユーザにとって使いやすいシステムというのは非常に重要なことです。ERPを導入した企業がその利用を断念する場合、その操作性や使い勝手に起因していることが多いのです。逆に、見た目の操作性が大きく変わらなければ、裏側にあるシステムを置き換えても問題なく利用されることがほとんどです。

 補完システムは、ERPを使い易くするための製品として最近注目されている分野です。そのなかでも、ユーザインターフェースを良くするフロントシステムは、即効性もあってコストパフォーマンスも良いので採用されるケースが増えています。ERP導入を失敗させない手段のひとつとしてぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか。

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