ハギーが解説 目からウロコの情報セキュリティ事情:振り込み用紙は“甘い蜜”――コンビニでの個人情報は安心か (1/2) - ITmedia エンタープライズ(情報元のブックマーク数)

コンビニの振込みと銀行の振込みの違いとセキュリティ。

確かに、あの情報をコンビニに放置するリスクは高すぎるな。

先日、ある銀行の窓口に振込用紙を持って順番待ちをしていたところ、行員が「この用紙はコンビニエンスストアでも利用できますよ。近くの店なら待ち時間もなく簡単に振り込みができます」と、ある意味で競合関係になるコンビニエンスストアへ誘導しました。これはどういうことでしょうか。

 銀行の振り込み業務は、実は赤字というのが現状です。しかしながら、振り込みの取り扱いは銀行の伝統的な業務の1つでもあり、やめることができないのです。「コンビニエンスストアでできることは、そちらに誘導する」というのは苦しい裏事情があるようです。それではなぜ赤字なのでしょうか。

 そこにはコストの問題があります。コンビニエンスストアでは、振り込みからパンや弁当の販売まで全部1つのレジで対応します。深夜では店員が1人で対応することもあります。一方、銀行では時間がかかりますが、最低3人ぐらいの専門家の手が介在して対応や処理を正確にします。必ず入金と振込用紙の金額が一致しているのかを複数の人がチェックしています。

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確かに、気をつける必要があるところもありますね、でも不便だなぁ・・・

深夜や自宅近くの店の利用する場合は本当に安心できるか、以下の点を心がけてはいかがでしょうか。

  • 店員が一番多忙なランチタイムに処理を依頼する(顔を覚えられない)
  • 自宅近くでは振り込みや宅配便を使わない(自宅を突き止められやすい)
  • DPEやクリスマスケーキ予約程度なら、名前だけや男性名にする
  • 差し支えなければ宅急便などは、遠方の実家の住所を送信元にする
  • 深夜は可能な限り利用を避ける
  • 振り込みはまとめて銀行で処理する


 利便性ばかりに目が行ってしまい、個人情報の保護が疎かになってしまっては本末転倒でしょう。ぜひ、「自分の身は自身で守る」という情報セキュリティの大原則を忘れないでください。

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